【旅行】デンマーク&スウェーデン その2

北欧2日目。今日もいい天気。
有名どころは一通り昨日回ってしまったので、今日はゆっくり起きて(と言っても9時半だが)、カールスバーグのビール工場へ。

朝食は中央駅構内のセブンイレブンでホットドッグ。注文してからパンを温めてくれるサービス。普通に美味しい。

ビール工場は中央駅から2駅。エストーと呼ばれる市内電車で移動。
そして見えてきましたビール工場。


現在では世界第4位のビール会社である同社の設立は1847年。
創始者はJ.C.ヤコブセンで息子カールの名前から「カールの谷」という意味である「カールスバーグ」という社名に。

カールは父の経営方針に反発し、別のビール会社を設立。その名も「ニューカールスバーグ」。(その後両社は合併)
両社が切磋琢磨して、技術や味を磨き、世界トップクラスのビール会社に成長した。
日本ではサントリーライセンス生産・販売を行っている。

…というような歴史や機械等が並べられていて、入場券(70クローネ)には ビールの試飲2杯分 が含まれている。

中庭で青空の下飲めるスペースと、室内でバースタイルで飲める場所とがある。
せっかくなので両方で試飲。

歴史の重さを知った後ではその味も格別。


1時位まで滞在し、お土産に栓抜きを購入し、コペンハーゲンを後にする。
一旦中央駅に戻り、そこからオーレスン大橋を通ってマルメへ到着。橋の途中で国境を越え、こちらはスウェーデンになる。

電車で橋を渡る様子。

街に着いて外に出てみたが、一時期デンマーク領だったこともあって、雰囲気はコペンハーゲンとあまり変わらない。
緑と水の多い綺麗な街並み。

ただ、小さな街なので、観光名所もそんなに多くはない。
地球の歩き方でもわずか 4ページ しか載っていない。

一番の見所はマルメ城(マルメヒュース)。
城と言ってもそんなに大きくはなく、現在は地上階は博物館、地下は小さな動物園と水族館になっている。


一番の見所だからとりあえず来てみたものの…何と 説明に英語表記なし!!

いくらあまり観光客が来ない街だからと言ってそれはないだろう…
結局ざっと眺めることしかできなかった。それでも1時間位かかったけどね。


そこから同じチケットで入場できる技術・海洋博物館へ。

海洋技術と工業技術に関する博物館で、海洋技術はあまり面白くなかったが、
工業技術の方は2階が科学面白体験のようなコーナーになっており、そこはなかなか面白かった。
日本だと でんじろう先生 がやるようなヤツ。

子供達が楽しそうにはしゃいでたわ。

そして何故かここのコーナーだけは英語もしっかり書かれてた。
下手な使い方されて壊されたら大変だからなのか…。書けるなら他もしっかり書けばいいのに。

写真は技術館側の1階。自動車などの乗り物系の展示物。


マルメ城周辺の緑に囲まれた公園で開催されていた植物のマーケットを眺めながらホテルへ。
ホテルは城と駅のちょうど中間あたり。駅まで徒歩10分程度の立地。

予約サイトでおススメホテルになっていただけあって立地も部屋の綺麗さもGood。朝食付きなのも有難い。
こっちは物価が本当に高いからね…


30分程寛いだ後、再び街へ。散歩と夕食へ。
観光地でないからか、スウェーデン料理を出す店というよりはステーキハウスや他の国の料理を出す店ばかり。

怪しい日本食 もあった。
日本人が経営者でないことがすぐにわかるような雰囲気だったが。

中央駅に寿司屋もあったし、親日か?
コペンハーゲンに引き続きセブンイレブンもあったなそう言えば。
まあ今や日本食は欧州で認められた1つの食文化だからね。

面白いのは日本人以外がやっている 「なんちゃって日本食屋」は腐るほどあるのに、
中国人以外がやっている 「なんちゃって中華屋」はまず見かけない ということ。

中国人はどこにでも店を出してるから、流石に本場の味には勝てないということなのかなあ…

そういえば、マルメでまだ中華は見かけてない な。ヨーロッパで初めてかも知れない。
そもそもアジア系の人が全然いないから、街を歩いていても注目を浴びる浴びる。
博物館にいた子供とか凝視してくるし(笑)


結局夕食は行列ができていたステーキハウスにした。1966年創業の看板に魅力を感じて。
昼にビールを2杯も飲んだせいか、あまりお腹が減っていなかったので、一番小さい肉にした。

…が、付け合せのポテト&オニオンリングの量がとんでもない!!
付け合せだけでお腹いっぱいになってしまいそうだ。肉が埋もれてるよ…


味はまずまず。行列ができるだけのことはあるかな。
食べている間も次から次へとお客さんが来て大変そうだった。

でも店員さんはとても優しく、いい笑顔で接してくれた。
スウェーデン語しかないメニューで困っていたら、声をかける前にその雰囲気を察して英語メニューを持ってきてくれたり。
一人旅の孤独さを、こういった何気ない態度が癒してくれるね。


7時頃ホテルに戻る。
外がやたら明るいので、何だか凄くもったいない 気がするのだが、
観光名所や店はどこも閉まっているし、観光客が少ない中で地元民に紛れて一人で飲むっていうのもちょっとねえ…
明るいけど夜は夜なので、まあ普通の行動だろう。

今日は結局10時半位まで明るかった。


明日は移動日の位置付けなので、マルメではゆっくり起きて朝食を食べるだけかな。
11時過ぎにX2000に乗って、ストックホルムに向かうことになる。

4時間半かけて リアル「世界の車窓から

流れゆく景色を見ながらビールを一杯。美味そうだ。
明日は日曜日でどうせ店はやってないから移動日にして正解だな。飛行機っていう手もあったけど、電車の方が味があるよね。


さて。そろそろ寝ようかな。歩き回った疲れを取らねば。


ではでは。


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