【旅行】デンマーク&スウェーデン その3
北欧3日目。世の中は日曜日。天気は今日も晴れの模様。
9時頃起きて朝食。北欧で「バイキング」そしてニシンの酢漬けなど"いかにも"な料理もあって面白い。
10時前にチェックアウト。しばし街をブラつき、中央駅へ向かう。
出発は11時過ぎなので、駅中のキオスクで雑誌とガムを買う。
スウェーデン語に挑戦 …というわけではなく、普通に英語の雑誌が売ってた。
もうすぐ始まるEURO2012の特集雑誌。100ページ位のカラー雑誌で79SEK(約1000円)。
普段ロンドンで買ってる安雑誌もあったけど、£1.99の表示がありつつも、SEK表記は59。
いやいや、高過ぎだろう(笑)250円が700円はないわ。
これがスウェーデンが誇る特急列車X2000。時速200キロを出す高速列車で、自国開発技術で成り立っている。
車内はとても清潔で、日本の新幹線よりもゆったりとしたつくり。
窓際の一人席、テーブル付きの場所を押さえたので快適☆社内では当然のようにWifiが使える。1等車は無料。
その他コーヒーや紅茶、果物なども置いてあり、ホテルのラウンジのようなおもてなし。
そして出発!!
北欧の電車は本当に静か。技術力の高さを窺わせる。
今回は動画をアップ。リアル「世界の車窓から」 をお楽しみください。
きっと"あの"メロディが脳内再生されたことと思います(笑)
4時間半の旅の大半は大自然の中を颯爽と走る時間。針葉樹の森を抜けたり、湖の脇を通ったり。
湖ではこんなに近くを通って大雨の時とか大丈夫なのかと心配になるくらい。
車内では景色を楽しみながらネットを見たり本を読んだり。日本代表のオマーン戦はスポーツナビのテキスト速報でチェック。
やっぱりここ一番で本田は頼りになるね!
そして16時前に"水の都"ストックホルムに到着。
大小多数の島から構成されるスウェーデンの首都は、13世紀からの古い街並みをもとに人間環境を大切にする近代的な計画理論に則って造られた美しい都市。
商業的な理由に左右されず、高い理想の下に何世紀もかけて造り上げられたこの街・ストックホルムは世界にも類を見ない近代都市である。
駅の外に出てみて、少し歩いただけでその美しさに圧倒される。コペンハーゲンやマルメも美しかったが、それすらも霞む芸術性。
近代的なビルが建ちつつも景観を損なわず、そこに水の流れが幻想的な雰囲気を加え…。ずっと眺めていたくなるようなそんな街並み。
市庁舎前の広場からの眺めがコレ。大自然が育んだ水と、人工的な建造物の見事な融合。
ゆっくりと眺めていると、突然の大雨!慌てて建物の下へ駆け込む。
にわか雨はこれで3日連続だなあ…。こっちはこういうの多いのから。
10分程で止んだので、街の中心部に向かう。
途中シェラトンホテルの前に警官が集まり、タダならぬ雰囲気。
警察のヘリもバンバン上空を飛び、立ち入り禁止のテープ(殺人現場などに張られるアレ)が、広範囲に渡って張り巡らされている。
パトカーも沢山集まってくるし、ホテルの屋上にも複数の警官。…狙撃手か!?
何があったのか…?
重要人物が来るのか、事件なのか。野次馬したい気もしたが、面倒に巻き込まれたら嫌なので退散。
とりあえず今のところニュースを耳にはしていないので、やはり重要人物の登場だったのかなあ…
メインの広場では、各国の料理が集まる屋台フェスティバルが開催されていた。
ベルギー主張しすぎ(笑)
その他1902年オープンの老舗ショッピングモールに行ってみたりしながら18時半頃ホテルへ。
ホテルは中央駅から地下鉄で2駅。
前述の通りストックホルムは複数の島から成り立っているので、地下鉄はかなり地中深くを通っている。
ホームも深く、洞窟のような雰囲気。
壁にはデザイナーによる装飾が施され、美術館のような楽しみ方もできる。
中央駅のホームはこんな感じ。
地下鉄は特段変わったことはなく。英語の案内は当然のごとくないけど。チケット買うのに戸惑ったくらいかな。
ホテルは駅から徒歩10分程。小さいが、中身はとても綺麗で近代的。
今回は建物の内側の部屋で窓なしなのが残念。その分安いんだけど。狭さはかなりのもの。ベッドと椅子しかない。寝台車みたいだ。
夕食はホテルの近くのBARへ。ロンドンではPUB飯と言うが、BARの料理は侮れない。
地元民が集まる店で出される料理ということは、地元民に愛される THE庶民料理 ということ。
下手なレストランよりも、よっぽど安価で美味しいのだ。
ただ、問題は地元民の店なので英語が…。
英語メニューなんていうものはなく、店員さんも英語が話せる人は少ない。入店早々、担当交代。
スウェーデン語のメニューを見ながら、店員さんが英語で説明してくれる。
どんな料理がいいか聞かれたが、よくわからないのでおススメを聞いて、その中からスウェーデン料理だという一品を注文。
ピュティパンナという、賽の目のジャガイモやハム、肉などを炒め、目玉焼きを乗せたもの。
軽食スタンドでも食べられるポピュラーなものらしい。スウェーデンビールと共に頂く。
「飲み物は?」に対して、「ビールを」としか答えなかったのに、ちゃんとスウェーデンビールにしてくれる 優しさ。
(BARなのでビールなんていくらでもある)
料理の選択時にスウェーデン料理かどうかを確認したこだわりをくみ取ってくれる心遣い。素晴らしい。
昨日のマルメのステーキハウスの店員さんといい、とてもいい気持ちになる。
そんな「隠し味」も手伝って、とても美味しく頂けた。他の店員さん達も、英語は話せないけどフレンドリーでいい人達だった。
言葉なんて関係ないと感じさせてくれるね。
さて、明日は本格的なストックホルム観光だ。
徒歩メインにするか、久しぶりにホップオンホップオフのバスにするか迷い中…。ガイドに日本語がないんだよなあ…
歩ける範囲にある程度まとまっているから明日は徒歩にしようかな…。
まあ天気次第で決めればいいか。
ではでは。
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