パラリンピック開幕
水曜日。今日は曇りがちな天気。気温も低く肌寒い一日となった。
ロンドンでは今日から第二の祭典、パラリンピックが始まる。
今までオリンピックを見たことはあっても、パラリンピックをみたことはほとんどなかったので、こういう機会に勉強しておこうかなと思う。
Wikiによると、そもそもの起源は、戦争で負傷した兵士たちのリハビリテーションとして「手術よりスポーツを」の理念で始まったものらしい。
元々はオリンピックを主催するIOCとは全く関係がなく、開催地もオリンピックとは異なっていたが、
ソウルオリンピック以降、オリンピックと同じ会場での開催が義務付けられるようになったようだ。
「パラリンピック」(Paralympic)は、半身の不随(paraplegic)+オリンピック(Olympic)の造語だったが、
半身不随者以外も参加するようになったため、1985年から、平行(Parallel)+オリンピック(Olympic) で、
「もう一つのオリンピック」として再解釈されることとなったとのこと。
なるほど…しかしソウルの頃から同じ会場で開催されていたとは。全く知らなかった。
起源となる大会は1948年に開催されたロンドンオリンピック開会式と同日に、
イギリスのストーク・マンデビル病院で行われたストーク・マンデビル競技大会と言われている。
そういう意味で、今回は発祥の地に戻ってきたということか。オリンピックでいうところのオリンピアにあたるのがロンドンなんだね。
第1回大会として認識されているのは1960年のローマ大会。その4年後には東京でも開催されている。
ちなみに冬季大会もちゃんとあり、第1回は1976年にスウェーデンで開催されたらしい。
パラリンピックの種目は当然オリンピックとは異なっているが、所謂「レベル分け」は難しそう。
障害の程度を数値化して評価したりするらしいが、果たして平等性がちゃんと確保できているのかは定かではない。
有利な構成、不利な構成というのが絶対出てきてしまうと思うのだが。
開会式の入場行進を見ていても、車いすの選手から盲目の選手、パッと見では障害がわからない選手など多種多様だった。
種目に対する有利不利の感覚がよくわからないなあ…
過去には「障害偽装」という事件も起きたこともあるらしい。
上記元々の目的からしても、「競う」ということよりも「プレーする」こと自体に重きが置かれているのかもしれないね。
ただ、開会式の会場は満員だし、チケットもほぼ売り切れ。
オリンピックほどではないにせよ、パラリンピックもロンドンに大きな影響を残していきそうだ。
チケットも手に入らないし今回は諦めてテレビ観戦にするか…。車いすテニスとか生で観てみたかったけど。
また直前でリセールされるかもしれないから注意して見ておこうかな。
写真はチューリッヒ中央駅にあった怪しいオブジェ。モチーフは不明。
<今日の英語>−別れ際の一言−
Keep in touch! : これからも連絡取り合おう!
今日来たベンダーの担当者が去り際に握手と共に残して行った言葉。
さて。明日はもう木曜日か。早いねえ…
あと2日頑張れば次はローマ。ホテルの予約確認書の印刷もまだしてないな。あまりにも日程が近過ぎて忘れ物をしてしまいそうだ。
どこを回るかを含めてもう一度しっかり確認しておこう。
ではでは。
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