【旅行】 オランダ(アムステルダム) その1
今回はオランダはアムステルダムへのチューリップ観賞とハイネケン・エクスペリエンスへの1泊2日の旅。
飛行機は今回はイージージェット。いつも通りスタンステッド空港からの出発。
1泊しかないのでなるべく早い飛行機を、と朝7時出発の便。
4時半位のシャトルバスで最寄駅前から空港へ移動。
昨日は快晴の中テニスとゴルフの練習に行ったので朝起きるのが辛かった…
最近イージージェットは自由席でなく席が指定されるようになった。
試験運用らしいが、おかげで出発前に30分もゲートの前で並ぶという愚行をしなくて済むのはありがたい。
ほぼ定刻に出発し、アムステルダムまでは約50分のフライト。
時差が1時間あるので、時計的には2時間弱経つことになる。
到着はヨーロッパのハブ空港の1つ、スキポール国際空港。格安航空にしては珍しくまともな空港に着く。まあ他に空港がないからだろうけど…
わかりやすい案内板や、動きやすいターミナルの造り、さらに乗り継ぎ時間を飽きることなく過ごすことができる充実した施設で 世界No1空港 との評価もある。
確かに設備は充実していて、それでいて迷うような造りではなくわかりやすい。便利そうだなと感じた。
ただ…
これだけ広いのに ツーリストインフォメーションのカウンターが2つしかない のはいただけない!
着いてすぐに向かったのに既に長蛇の列で30分位待たされた。
ここで購入したかったのは I amsterdam card というふざけた名前のアムステルダム観光カード。
例によって市内の公共交通が乗り放題になったり、博物館や美術館などの観光名所が無料もしくは割引になる。
ただ、アムスは結構高くて48時間券で50ユーロ位した。2人分で100ユーロ超え。元を取らねば。
左側の青いカードが交通機関用のカードで、紙でできているがチップが埋め込まれていて、Suicaのようにタッチで通ることができる。ハイテクだね。
一緒にキューケンホフ公園までの往復バスと入場券がセットになったチケットも購入。
チューリップ畑で世界的に有名なこの公園へは、アムスの街中から行くよりも空港から行った方が早い。バスで20分位で着く。
バスはUKやアイルランドとは違い2階建てバスではない。空港からは10分おき位の頻度で出ているのでとても便利。
そしてやってきましたキューケンホフ。
32ヘクタールの広さを誇る公園内には、15kmの遊歩道とともに約700万もの花が咲いている。
トップシーズンなのでツアー客を中心に大量の観光客で溢れかえっていた。
今年は本当に寒かったので咲き具合が心配だったが、最近の暖かさのお陰か、こんなに綺麗に咲き乱れていた。
花と池という自然に、人工的な白いオブジェ。沢山撮った中で一番好きなカット。
PEN2の方のポップアートという機能を使って、鮮やかさを増してアップで1枚。
そしてオランダと言えば風車。公園内にも1台だけだが風車が建っていた。
花に囲まれたカフェで昼食。
ちょっとちゃっちくて観光地っぽい感じの料理だけど、雰囲気がいいからそれでOK。
ポテトはオランダ名物のパタッチェ・メットと言うもので、フライドポテトのマヨネーズ添え。お供はもちろんハイネケン!
2時間位のんびりと過ごし、空港へ戻る。
空港からアムスまでは電車で15分ほど…のはずなのだが、運悪くこの週末は工事をしているようで、代替バスで途中駅まで移動となった。
ちなみに空港から市内までの移動はI amsterdamカードには含まれていない。
バスから鉄道に乗り換えてアムステルダム中央駅に到着。
立派な駅ビル。東京駅に似てるな〜と思っていたら、本当に 東京駅のモデルになった駅 だった。
そして駅前で見つけた こんなモノ を抱えた人。何がしたいんだ…(笑)
街を歩きながら再びパタッチェ・メット。駅前から伸びる大通り沿いにある有名なお店。
調子に乗ってLサイズ(2人で)を頼んだが、ちょっと無理し過ぎた感が…
大通りをそのまま歩いていくと王宮など色々な見所が。
地図を見ながら歩いてハイネケン・エクスペリエンスを目指していたが、本の右ページと左ページで別のエリアを示していたことが発覚し、徒歩を断念。
アムステルダムカードを駆使して、トラムに乗って向かう。
そしてやってきました、ハイネケン・エクスペリエンス。現在建物の外装を工事中でちょっと見つけづらかった。
過去の2つ(カールスバーグ、ギネス)に比べ、体験型のアトラクションが多いのが特徴。
麦をかき混ぜる体験ができたり…
サーバーでビールを注ぐバーチャル体験ができたり。
他にも合成写真や合成動画を撮ってメールで送れたり、好きなメッセージを入れたラベル付きのビールが作れたり…
もちろん、会社の歴史や製造工程などお馴染みの内容もあるけど、エンターテイメント性では一番だった。
そしてハイネケンと言えば、UEFAチャンピオンズリーグのスポンサー。
ツアーの最後はもちろん試飲!
ハイネケンはやや甘めのフルーティな味わいで、女性には人気が高そう。個人的にはギネスやカールスバーグの方が好きかな。
冷たいビールを楽しみながら次にどこに行こうかな〜と地図を眺めていたところ、隣で飲んでた兄ちゃんが
「この辺に住んでるから行きたいところがあるなら教えてあげるよ」
と声をかけてきた。
とりあえず街の中心部に戻りたかったので、どうやって帰るのが一番いいか聞くと、
「歩くのが一番だね!だって今日は天気がいいから!」
と爽やかな返事。
アムス在住のトルコ人で、5年程住んでいるという。
徒歩で向かう道を教えてくれる途中で、「あ、ここが俺のオフィスね」と紹介するお茶目さも。
一緒に写真も撮ってくれて、後でメールで送ってくれるとのこと。
1パイント半飲み干して、街に戻る。歩きをすすめられたが正直しんどいのでトラムに乗る。
目的地はハイネケンのオフィシャルショップ。
工場内にもショップはあるのだが、あまり大きくなく、街中にショップがあり、チケットと一緒にもらったクーポンで記念品がもらえるということなので行ってみた。
ギネスの黒に対して、ハイネケンは緑。
品数の多さやデザイン性はギネスの方が洗練されていたが、スポーツバッグが意外と格好よく、しかもあまり高くなかった(40ユーロ)ので思わず購入。
帰国まで3ヵ月を切ってきたため、50ユーロ買えば免税が効くので、嫁さんのTシャツやソムリエナイフなどを足して免税申請書を作ってもらう。
EU国内は最後にEUを出るときに申請すればOK。自分の場合はもちろんUKで申請することになる。
ちなみに、このオフィシャルショップの近くにはオランダの名門、アヤックスFCのエクスペリエンスもある。
グッズも売っていたが、あまりいいものはなく素通り。
次に向かったのはアンネ・フランクがナチスに捕まる前に住んでいた家。
大人気観光地で、いつも大行列。事前予約もできるのだが、直前では一杯で不可。早目の予約がおススメ。
移動式本棚の裏に隠し扉があり、そこから繋がる上層階で家族でひっそりと2年間も過ごしていたというのだから驚きだ。
しかし戦争終結の直前に見つかってしまい、先日行ったアウシュビッツ収容所に連行されてしまう。
有名なアンネの日記はこの家に住んでいた頃から書いていたもので、収容される際にも持っていった。
収容後、チフスにかかって姉と一緒に亡くなってしまうのだが、あと数か月隠れていることができていたら助かっていたはず。運命なのか。
家の前にはアムス名物の運河が流れる。
川の両サイドには、ハウスボートが並ぶ。船の中で普通に生活している人が沢山いる のだ。
申請すれば電気や上水道もちゃんと届くようになるという。ガイドブックには内部の写真も載っているが、結構快適な生活が送れそうな立派な家だった。
敢えて「上水道」に限定されているのは、下水は垂れ流しなのかな…
近くには西教会。17世紀の建物でアムスで最も高い85メートルの塔を擁する。
この教会の鐘の音をアンネも聞いていたのだ。
そうこうしているうちに大分いい時間になったので、夕食へ。
ガイドブックに載っていて、かつアムステルダムカードで割引の効くレストランへ。
ホテル内にあるレストランで、なかなかいい雰囲気。生憎満席だったが、併設されているBARで飲みながら待つことができた。
ビールはもちろん、ハイネケン。
結構すぐに席が空いたので移動。
アムステルダムカード保持者だけが頼めるオランダ伝統料理のセットメニューがあったのでそれを注文。
前菜はオランダ産牛肉のカルパッチョ。さっぱりとして美味しい。
メインは肉の煮込みとマッシュポテト。オランダは煮込み料理が有名。
そしてデザートはパンケーキ。一口サイズで甘すぎず、食後にはちょうどいい。
満足しているところに会計でもうひと驚き。
もともとアムステルダムカードがないと頼めないと書いてあるのに、アムスカードで表示価格より更に25%OFF。
最初から割引後の値段書いておけばいいのでは…
何だか凄くお得な気分になって、ホテルに向かう。
ホテルはハイネケンエクスペリエンスの近くなのでトラムに乗車。
アムステルダムカードに付いてくる乗り放題券はここにかざす。
アムスのホテルは高めの料金設定で、中心部はなかなかのお値段。
トラムが縦横無尽に走っているので、多少離れていても便は悪くないのでおススメ。
ホテルは細長い一軒家を4つ並べたような造りで、受付の建物から客室までは一度外に出る必要がある。
エレベータももちろんなく、4階の部屋まで到達するのは、一日歩き回った足にはしんどかった…
部屋は至ってシンプル。まあ寝るだけなのでこれで十分。
シャワーを浴びて就寝。明日はリニューアルオープンしたばかりの国立美術館や運河クルーズに行く予定。
では。
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