ココが変だよブリティッシュ その2

今日からロンドン業務復帰。

仮宿でいつものメニューを食べ、地下鉄へ。駅までは徒歩約5分。
地下鉄入り口でフリーの朝刊をもらう。

毎朝朝刊を立って配っている「人」がいるんだけど、あの人は必要なのかな。
棚作っておいておけばいいのに。他の駅だとそういうところもあるし。
フリーなのに無駄な人件費。雇用を創出しているってことなのか。

山手線以上の頻度で来る地下鉄に乗り、20分程で会社の最寄駅に到着。
乗車マナーは日本ほどよくなくて、リュックをおろす人なんて稀だし、
混んでても新聞は堂々と広げて読むし、しっかり詰めて乗ろうともしない。
また、乗る方もそれで諦めて次を待つ。

だからラッシュ時でも日本みたいなギュウギュウ状態にはならない。
それなりのパーソナルスペースが確保される。

日本もこれくらいの余裕が欲しいなと思う。


日本にいた時は、朝起きるのがしんどいのと、ラッシュを避けるために、
定時から5分遅刻がデフォルトだったけど、こっちでは30分前位に会社にいる。

何故これが可能かという理由を羅列。

1.帰宅が早い
 定時が17時で、18時にもなるとほとんど人が残ってない。
 「早く帰れる」→「早く寝られる」→「早く起きられる」の好循環。

2.電車が混まない
 日本での定時は9時半だったので、早めても9時定時の会社の人達とかち合ってしまい、結局混んでる。
 こっちでは9時なので、それより早い定時の会社は少なく、8時半位に着くようにするとかなり空いている。
 もちろん、上述のような本数の多さや乗り方の問題も。

3.深夜にやることがない
 1にも関連するけど、日本のように深夜番組が充実しておらず(少なくとも民放は)、
 また、眠くなってから英語の番組を見るのはしんどいので、12時にもなるとあまりやることがない。
 自分の場合は「ブログを書く」という「仕事」があるけど、これがなかったら本当に何もない。

4.朝の方が仕事が捗る
 出社してからローカルスタッフが集まってくる30分位の時間が貴重。
 集中して仕事ができる。メールのチェックなんかはほぼ定時前に終わらせる。
 ただでさえ言語の問題で日本より業務効率が落ちてしまうので、少しでも助走をつけないと。


こんなところかしら。
ロンドン復帰初日からこの流れに乗れたのはよいことだな。

そしてオフィスビル1階のカフェでアメリカンコーヒーを買い、デスクへ向かう。
ちなみに、所謂日本の「コーヒー」はこちらでは「アメリカン」と言ったり「ロング」と言ったりする。
そして「ブラック or ホワイト」の選択。ミルク入りか否か。
日本だととりあえずブラックで出てきてあとはご自由にという感じだが、こっちではミルクだけは最初に選択する。
(砂糖は自分で入れる)


久しぶりに出社したので、色々と溜まってた。
メール本文はブラックベリーで読めていたので、添付ファイルの確認とか、郵便物とか。
住所がなかったので、郵便物は全部会社宛にしてあった。

ロイズ銀行から沢山届いていて、
・キャッシュカードの暗証番号通知(キャッシュカード本体は出張直前に受領済)
・ネットバンキングの開通通知(苦労してTELしたやつ)
ステートメント(入出金明細。通帳みたいなもの)

そしてもう一つがこれ。何だかわかりますか?





そう。「小切手」です。

日本で見ることはまずないけど(あっても漫画や映画の世界。白紙で渡して「好きな金額を書いてくれ」っていうあれ)、
イギリスでは普通のお店での支払い手段としても、まだまだ使われているとのこと。
(その割に一度も使っているところを見たことはないけど…)

日本で流行っていない理由は、元々現金主義の国であることや、
銀行振込が発達していること(イギリスは国内振込でも2〜3日かかったりする)が思いつくところ。
個人消費で言うと、クレジットカードが「ポイント付」として発達していることがあげられるのではないか。

イギリスのクレジットカードはポイントが付いたりはしないようで、
「ただ引落としが遅くなるだけ」の支払い手段という認識らしい。
そのため、その場引落しでわかりやすい「デビットカード」の方が発達している。

日本でも使えるけど、クレカが使えるならわざわざデビットを使うことはしないやね。

自販機でのオイスターカードのトップアップ(日本で言うところのチャージ)にも、
デビットは使えるけどクレジットは使えなかった。
(使えるところもありそうな気はするけど。仮宿最寄駅の話)


この「ポイント」っていう考え方は、実は日本独特の文化かもしれない。
こっちで日本の「Tポイント」とか「楽天ポイント」とか「ヨドバシポイント」みたいなものは見たことがない。
せいぜいスタンプカードレベル。
わかりやすい「現金値引」が一番っていう考え方なのか。

そもそもの話、ヨーロッパの国々を歩いていて、ほとんど「電気屋」を見かけない。
みんなどうやって買っているのか…。大きいショッピングセンターには入っている模様。
対人口比で言って、日本は電気屋が多すぎる気がする。

今回、新居にテレビは付けてくれなかったので、自分で買う必要があるのに、店で価格感を確認することすらできない。
(大家さんは家具は奮発してくれたけど、テレビだけはダメだった)
イギリスだとAmazonUKやカタログ販売のArgosが多いのかな。

あれ?Argosの話は書いたっけ?忘れた。
確認して書いてなければそのうち書きます。これも面白い文化です。


昼食は日本食。きつねうどんに鮭おにぎりと沢庵、鳥唐揚げ。£12。

午後も不在の間に溜まった各種業務の処理と、月報(英語)の作成。
あくまで「トレーニー(研修生)」なので、目標に対する達成度合い等を、1ヶ月に1回チェックし、
日本にいる上司を交えてテレビ会議で報告するのです。

インドの時は2か月しかなかったから週報だったけど、今回は月報。
でもまた「英語で書かれてもわからん」っていう話になりそうな…。

書くこと自体がトレーニングなので、それはそれでよいとして、報告としてはこのブログを見てもらえば十分な気もしたり。
ここからサマリを作るようなものなので。


夕飯はもう一人のトレーニーと一緒に中華街へ。中華街だけどベトナム料理を食す。
£8.5の定食を注文。鳥サラダ、揚げワンタン、卵スープ、チャーハンが付いてとてもお得。
そこに生春巻きを別途注文し、£2.5のベトナムビールと一緒に頂きます。
(グラスが青島ビールだったことは気にしない)


仮宿に戻って、スーパーで買っておいたフルーツ盛り合わせを食べる。
2パックで£3。果物食べないとビタミン不足になるからね。


明日はネット工事の連絡をしようかしら。
こちらのネット事情についてはまた別途テーマとして書く予定です。


ではでは。