【出張】 バルセロナ その10

今日は16時に出勤予定のため、そこまでは主にショッピングに充てた。

昨日と同じく10時前にホテルを出て、メイン通りまで地下鉄で移動。
距離的には近いけど、途中1回の乗り換えを要する。


駅を出てすぐのところに目的のカンペール発見!

昨日楽天で見てみたら、日本で買うと安くても2万位するのね、このブランド。
どうりで日本にいた頃は知らないはずだわ。自分が買うレンジから完全に外れてる。

こっちで買うと大体100〜150ユーロ位。半額近い。しかも今はまだセール中。
これは買うしかないでしょう!


店に入ると手前が新作コーナー、奥がセールコーナーの模様。

もちろん、問答無用で立ち止まることなく奥へ奥へ と進む。

CAMPERはマジョルカ島発祥の家族経営のブランドで、面白いデザインや機能を持った靴が多く、特にスニーカーが有名。
どれも個性的で悩ましかったけど、その中から「驚異的に軽い靴」と「ウオータープルーフの靴」を候補としてチョイス。

軽い靴は本当に信じられない位軽くて、よく野球選手のスパイクとかで「盗塁王の秘密」みたいな軽い靴があるけど、多分あんな感じ。
今まで触れた靴の中では断トツで軽い。
しかも靴底が特殊な素材で柔らかく、履くと「足袋」のように足の裏に合わせて変形する。
これもちょっと味わったことのない履き心地。

ウオータープルーフの方は、継ぎ目が全然ない作りで、雨や雪でも絶対に水が入らないという。
実際ベロのところの方側にしか隙間がない。造りもしっかりしていて丈夫そう。


サイズもいくつか試着して、結局「驚異的な軽さ」に惹かれ、そちらを購入。145ユーロ⇒119ユーロ也。


楽天で見てみたら、「ビートル」というシリーズらしい。28,000円位するね。半値以下ですな。

とても親切な黒人の店員さんにサヨナラし、店を出る。
彼女はとても感じがよく、最初に声をかけて来た時も、"お決まり"の返事に困る「May I help you?」ではなく、
「気に入ったのがあればサイズをお出しするのでお声掛け下さい」的な、客にじっくり見る時間を与える素晴らしいものだった。
手入れとか、保証とか、交換とか、アフターサービス関連の説明もとてもよく、ブランド自体のイメージもよくなった。
初めての客にとって、店員さんの善し悪しは重要だなとつくづく思う。

カンペールは世界展開を積極的に推進しているブランドで、ロンドン在住を伝えると、交換はロンドン支店でも可能との回答だった。
WEB販売も行っていて、ロンドンで買ってもスペインからの発送で、送料も安いらしい。


カンペールを出た後は、そのままの流れでZARA(サラ!)へ。こちらもセール中。

ここでは普通のボタンダウンのカジュアルシャツと、薄手のジャケットを1着ずつ購入。
それぞれ29ユーロ⇒9ユーロ、59ユーロ⇒19ユーロと3分の1のお値段。


写真はZARAでGETした洋服と、その後街をブラブラしているときに偶然入った土産物屋で買わされたバルサユニフォーム。

店員曰く、「オフィシャルだ」とオフィシャルマークをアピールしてきたものの、こちらはスタジアムで本物を見ている(笑)
値段も本物は90ユーロ位したが、こちらは最初から40ユーロ位で、そこからさらに25ユーロでいいとのオファー。安すぎ。
まあ安いし見た目にはわからんからいいかなと思って買ってしまった。


14時からマッサージの予約を入れていたので、それまでの時間つぶしでレストランのテラス席に座り、街行く人を眺める。
観光地の中心街らしく、色々な国籍の人達が通っていく。
(厳密にはわからないが、観察してると何となく違う文化を持った人たちのような雰囲気が伝わってくる)

こういうのは日本にない風景だよなあ…
京都とか行ったら違うんだろうけど。あ、富士山も凄かったか。

英語ができればこの中の大半の人とはコミュニケートできるし、現時点でも英語が母国語でない人達とはそれなりに渡り合えるから、
インドとか今回のトレーニー生活のおかげで、随分と自分の世界観も広がったなと思う。

こういう世界を知らずに生活し、知らずにそのまま死んでいく可能性もあったわけだから、早い段階で出会えて本当によかった。
別に最初からグローバルな仕事をしたいという希望があったわけではないし、些細なことが人生の岐路に繋がるものだよね。


マッサージは日本人が個人でやっているところで、スペインに来て1年ほどだという。

鍼治療もできる鍼灸師さんで、スペインでやろうと思った理由は、「住みたかったから」という至ってシンプルなもの。
観光で来て、いつか住みたいなと思っていたんですとのこと。

でもそれを行動に移すのはやっぱり凄いし、なかなかできることではないね。尊敬に値する。

聞けばお客さんの半分がスペイン人で、3割がそれ以外の外国籍の人。日本人はわずか2割に過ぎないのだという。
正直、意外だった。

西欧人が鍼ってねえ…。イメージ湧かないでしょう。
でもそういうところに来る外国人は、少なからず日本に興味があるし知っているので、むしろ積極的に頼まれるんだとか。
なるほどね〜。


施術は40分。最初にお腹を押され、尋常でない痛み が身体を走る。

先生曰く、「血流がよくないみたいですね。慣れない生活で疲れが溜まっているのかもしれません。」とのこと。
その他、右の首筋にもコリコリとしたしこりがあって、若干痛む。

そこからおもむろに足(特に足首のあたり)と、腕(特にひじのあたり)のマッサージ。

そしてもう一度お腹を押すと…





痛くない!!!



足と腕しかやってなくて、全くお腹に触れてもないのに!!何で?
まさに 東洋の神秘。そりゃあスペイン人もびっくりですわ。


全身くまなくほぐしてもらい、リフレッシュして出勤しました。


仕事は念のため出ただけだったので、案の定何もなく、16時出勤、17時退社


時間はたっぷりあるので、一度ホテルに戻り、フラメンコのショーを予約。
食事なしドリンク1杯付で38ユーロ也。

昼間ウロチョロしていたあたりが会場。
写真は原則禁止だったけど、最後の全員集合挨拶の時は解禁されたので、記念にパシャ☆


イメージでは若い女性がカスタネットを鳴らしながらクルクル回り舞うものかと思っていたけど、
実際には男性も踊るし(むしろそっちが花形)、子供の舞台もあって、色々なパターンがあるんだね。
リズミカルな音楽と歌声、手拍子、そしてもちろんタップダンスで盛り上がった。

ショーの後夕食を食べたら12時近くになってしまった。
そこから地下鉄でホテルへ帰還。
深夜の繁華街はスリの巣窟なので十分に警戒しながら。警官も沢山いた。


明日明後日が仕事の山場。問題なく終えられればいいけど。


ではでは。