部屋に入れない!! その2

今日は金曜日ながらお休み。日本から送った船便が届くので受け取らないといけない。

日系だけど、こちらの現地法人では土日の配達はしてくれないのだ。
物流などの配達系に関しては、日本が世界一だと思う。

11時〜13時の間に来るという話なので(この"幅"もイギリスっぽい)、先に水曜日に申請した免許翻訳書を取りに行く。

大使館の受付は9:30開始だが、ほぼぴったりについた。
(本当は15分前に着く予定だったが電車を乗り間違えて迷ったことは秘密である)

ちなみに大使館では入り口で空港のようなセキュリティチェックを受ける必要がある。

窓口でパスポートと手数料(£15)を渡し、めでたく受領。
これで英国免許に変更する準備が整った。後はこの辺だとウインブルドンにある免許センターに申請しに行けばOK。

とんぼ返りで自宅に向かう。


10時半位に到着し、部屋でテレビを見ながらネットをして待つ。
裏番組では洗濯機を動かしつつ。以前一回扉が壊れた洗濯機だが、戻ってきても調子がイマイチ…
扉は確かに直っていたが、なんと 自力で歩く ようになっていた。

ドラム式の洗濯機だが、脱水なんかで激しく回転する際、振動の影響で少しずつ前に出てくる。
最初見た時は何事かと思った。仕方なくちょいちょいチェックして、前に出てたら押して戻す という地味なサポートが必要となってしまった。

昨日部屋にお邪魔した際、大家さんに伝えておいたからそのうち直してくれると思うんだけど…


そうこうしているうちにインターホンが鳴る。ロンドンに来て初めての訪問客である。

引越屋だったので、階段を下りて迎え入れる。内側のドアを開け、外側のドアを開けようとしたその瞬間!!



…バタン!!と背後で内側のドアが閉まった。 オートロックのドア が。




…しまったああああああああ!!!!!!!!


と、スラムダンクのように叫んでみたが、時既に遅し。2日連続の締出しとなってしまった。
しかし昨日はこちら側は何も悪くないが、今回は100%自分の責任である。

しかも運の悪いことに、今日に限って大家さん不在。にっちもさっちもいかない状況。

何故イギリスの家は家の鍵までがオートロックなのか…。鍵くらい自分でかけるからいいって。

仕方ないので、ロックスミスという専門業者を呼ぶことにした。約30〜40分で来るという。


ちなみにこの時の恰好は、ジーンズにスペインのZARAで購入したシャツ、そしてスリッパという簡素なもの。
身に着けていたものは何もなく、携帯も財布も何もなかった。だって寛いでたし…


外側玄関と内側玄関の間のスペース(3畳くらい)で待つ。その間、我が家の洗濯機は相変わらず轟音を鳴り響かせていた。
前に出てきても戻す人がいないからのびのびしてるなあ…などど思いつつ。


そうこうしていると、約40分で業者が到着。鍵の形式を調べ、開錠にチャレンジ。

…が、開かない。


技術者曰く、これはセキュリティの高い鍵だから、ドリルで壊して開けるしかないという。


ええええ〜っ!! ドリルで壊すの?


というわけで、ドリルで豪快に破壊!!!



…はしなかった結局。大家さん戻ってくれば開くし、壊したら色々と面倒だし…。

来てくれた技術者には申し訳ないが、そのまま帰ってもらうことにした。
ただし、派遣料はしっかり取られたが…(£85)。

何もしてないのに金取るのかと問い詰めたが、ルールだから仕方ない。俺はボスじゃないから従うしかないという回答。
まあ破壊されたらそれ以上のお金がかかるだろうから、鍵は肌身離すなという高い授業料だったと諦めることにする。


大家さんを待つことに決めたはいいが、いつ帰ってくるのかもわからない。
業者の人をいつまでも待たすわけにはいかないので、外側ドアと内側ドアの間のスペースに入れておいてもらうことにした。

夜、大家さんが帰ってきたら鍵を開けて自分で搬入しよう。


そして、その後どうしたかというと…。もちろん 予定通りゴルフに行きました。

クラブも全部届いたし、服も靴もあるし。部屋の中のものは取れないけど、今届いたものは全部使える。十分だ。

実はこのゴタゴタの途中、一緒に行く予定だった上司の方も来てくれていた。英語も堪能なので、とても助かった。
ありがとうございました。


荷物はそのままにして、いざゴルフへ。ロンドン赴任後2回目のゴルフである。
1回目は人のクラブで新品の靴にグローブという出で立ちだったが、今回は一応全て自前。
ただし、前回から1回もクラブは握っていない。

大分日が長くなってきていて、18時位であれば全然明るい。
14時ころスタートしたが、ラウンド仕切るまで明るさは全く問題なかった。
2人でサクサク回って3時間もかからなかったから当然かもしれないが。

そして料金は1人£25という驚異的な安さ!

夏になると10時近くまで明るいから、仕事あがりでも十分行ける。夕方かならもっと安いらしい。


スコアは44・50で94。トータルは前回と同じだが、やはり長期出張で体がなまっていて、後半バテバテ。
上がり3ホールでダボ・トリ・ダボの大叩き。そりゃあかんわ。

サッと行って、サッと回って、サッと帰るのがイギリス流ゴルフ。もちろん18ホールスループレー。


帰りがけに美味しいケバブ屋に行った。羊肉はラムですら独特の臭みがあるというのが常識だが、ここのラムはほとんど気にならなかった。
肉も柔らかく、とても美味しく頂けた。ラム・シシ(シシカバブーのシシ)を注文したが、店内で食べると£11位で、Take Awayだと£7位になる。
うちからも近いので、これからちょいちょい利用しようかしら。


家に帰ると隣の家から明りが!!大家さんが戻ってきてる!


早速部屋を開けてもらい、荷物を搬入…の前に目の前に飛び込んできた光景がこれ。


題して 「自由を求めて」

洗濯機の大脱走である。押し戻さないとこんなことになってしまうのか…。
コトの重大さをわかってもらうため、明日までこのままにしておくことにする。(明日大家さんが修理に来る予定)


洗濯機には触れず、荷物を搬入。無事全17パッケージを入れ終えた。
ここでも上司に手伝って頂いた。本当にありがとうございますm(__)m


あすは遂に車を取りに行く。
11時に最寄駅に行けば迎えに来てくれるというが、明日は工事中でその区間の地下鉄が動いていないため、バスを乗り継いで行くことにした。

果たして無事に家まで乗ってこれるだろうか…。それが一番の心配だ。地図は必携だな。


今日は朝早かったから、明日に備えてもう寝ることにします。



では。


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