日帰り旅行 その1

今日は日曜日。MINIでの日帰り旅行の日。

さてここでなぞなぞです。
「今日朝8時に起きたかったので、昨夜目覚ましは7時にセットした」
何故でしょう?


正解は…そう、 サマータイムが適用開始になるから

時計が1時間進むので、夏時間の8時に起きるためには、冬時間の7時に起きる必要があるというカラクリ。


日本では馴染みがないが、欧州では一般的な文化である。
どれぐらい一般的かというと、切替日が近づいてきても、特段新聞やテレビ等で注意を促す情報が流れない位だ。
1/1になると年が変わるのと同じくらい、当たり前のこととして浸透している。

慣れてない身としては、遅刻してもおかしくない状態だが、幸い事前に情報を得ることができたので、問題なく移行できた。


さて、本題。
待ち合わせは9時半だったので、8時45分頃MINIに乗って颯爽と家を出る。もちろん道案内はTOMTOMだ。

日本人音声担当の「キヨシ」の指示に従い、静かな日曜の朝の街を駆け抜ける。
ラウンドアバウト(交差点の代わりにぐるっと回って散り散りになっていくアレ)の指示が難しいが、その他はなかなか的確だ。

予定通りの時間にホテルに到着。ロビーでお客さんとその息子さんと合流し、出発。


目的地はかの有名な オックスフォード である。

再び「キヨシ」の案内に従い、高速をひた走る。途中ラウンドアバウトでの小ミスはあったが、1時間半程度で無事到着。
街の雰囲気がいかにも「学術都市」といったもので、ロンドンやエディンバラともまた一線を画す。

オックスフォード大学で有名なわけだが、日本の大学の制度とは大きく異なっていて、カレッジと呼ばれる独特の仕組みがあり、
アメリカのカレッジともまた違う)どこのカレッジに属しているかが非常に重要となる。

その中でも飛びぬけた名門校で、数多くの首相を輩出したり、「不思議の国のアリス」の著者ルイス・キャロルが教鞭を取っていたのが、
ここ"クライスト・チャーチ"である。


"チャーチ"の名の通り、以前は教会だったものを流用して使用してるらしい。

本カレッジの目の前には広大な緑地が広がり、遥か先には牛の姿も見える。
隣には全面天然芝のグラウンドもあり、全てにおいて日本の大学を圧倒する。

名門校の雰囲気を肌で感じ、何となく頭がよくなったような気分に浸りつつ昼食。昼から豪勢にステーキを食す。

腹も膨れたところでオックスフォードを後にし、次の目的地 コッツォルズ へ。

オックスフォード郊外から西端はチェルトラムに至る美しい丘陵地帯がコッツウォルズ
イングランドの中でも最も美しいといわれる一帯となっている。

今日はその中の一つ、バーフォードという村に行ってみた。
オックスフォードから約30分で到着。

古くから牧羊を主な産業として発展してきた村であり、豊かな牧草地に沢山の羊が放し飼いにされている。
村のはずれにはウィンドラッシュ河が流れ、その上には荷馬車のために架けられた中世の小さな石の橋がそのままの姿で残っている。


そして村を見守るのは"バーフォード・パリッシュ教会"。


河と緑に囲まれた中にひっそりと佇む教会だった。

中世の頃と変わらない景色を楽しみ、カフェでティータイム。
イングリッシュティーにアップルパイで気分をリフレッシュさせた。


当初の予定はここまでだったが、この時点でまだ16時。かつ夏時間のお陰もあって夜は19時位まで明るい。
そこで、アウトレットショッピングセンター、"ビスター・ビレッジ"まで足を延ばすことにした。

英国を始め、世界の有名ブランドモノが30〜60%引きで手に入るという触れ込み。英国のアウトレットの中で品ぞろえは最も充実しているという。

40分程度で到着。雰囲気は日本のアウトレットにかなり近い。多分日本が真似をしたのだと思うが…


確かに各国の有名ブランドが集い、割安価格で売られていた。
ただ、あくまで相対的に安くなっているだけであって、絶対的には安くない。

1流ブランドは諦め、いつものお気に入り 「Superdry」 のシャツを1枚買ってきた。
満足☆


買い物を終え、18時。まだまだ外は明るい。
帰り道にどこか寄れるところがないかと探してみると…。あった。"ウインザー"である。

英王室ゆかりの宮殿"ウインザー城"と私立校"イートン校"で有名な街だ。

王家ゆかりの地ということで、このあたりには 「貴族英語」 を話す人が多く、聞き取りが困難だとのこと。
イギリス内でも色々な英語が話されているということだ。日本語の方便みたいなものか。

到着したのは19時頃。昨日までの18時なので、まだ日は沈み切っておらず、夕日に照らされたウインザー城はとても綺麗だった。
(営業時間は終わっていたので、中には入れなかった)


ウインザー城の正門となる"ヘンリー8正門"と沈みゆく夕日をパシャ☆



夕食はウインザー城近くの「WAGAMAMA」へ。
何故ここで日本食?しかも"なんちゃって"?という話になるが、「WAGAMAMA」はイギリス発祥の欧州に誇るチェーンであり、
とりあえず食べておいて損はないのではないかと思った次第。話のネタにはなるし…

まあ味は…案の定といった感想だった。

全てを終えて21時前。そこからホテルのあるハマースミスへ戻る。
キヨシ大活躍である


30分で到着。お二人を下ろし、お別れの挨拶。
来て頂いてありがとうございました。明日も楽しんできて下さい。

もちろん、こちらの旅は終わらない。そこから北上し、自宅へと向かう。
キヨシ様々で、ここも30分程度で到着。時計は22時になろうというところだった。


結局今日1日で慣れないイギリスの道を 200マイル(約320km) 以上走破した。
流石に疲れた…


でも天気もよく、気温も高くて、最高の観光日和だった。
名所も多く回れたし、満足して頂けたのではないだろうか。とてもよい1日だった。


さて、明日からまた1週間が始まるな。
3月も最終週。平成23年度が終わるんだね。そして社会人歴も1年プラス…。
年次に恥ずかしくない仕事をしなくては。


疲れたので寝ます。



では。


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