【旅行】 トルコ その2

イスタンブール2日目。今日は一日市内観光。

朝食はホテルのレストラン。ブュッフェスタイル。
まあ可もなく不可もなく…。バターだと思って取ったものがチーズだったこと位かな。
トルコ人はチーズ好きらしい。

ツアーのバスに乗り込み、トランシーバーのようなものをもらう。
イヤホンになっていて、人ごみの中でもガイドさんの声が聞こえるようになっているらしい。よく考えてるね。


まずは3000年前からあるという石柱へ。
エジプトから運ばれたものらしいが、運ぶ途中に崩れて長さが3分の1になってしまったんだとか。
それでもまだ19m位あるというから、最初は60m位あったということか。石としては長すぎだろそれは。


次は有名な「ブルーモスク」へ。

卒業旅行の時に6時間だけイスタンブールに滞在した時があって、その時にも来ているので、若干覚えてた。
もう8年も前の話だけど。


建物内部は天井が40m位あるのに、照明は手が届きそうな高さ。
さて、何故でしょう?


正解は、 ランプの油を交換する ため。

今はもちろん電灯になっているが、建築当時はそんなものはなく、全部油を使ったランプだった。
それがいつしか建築様式として認識され、最近建築されたモスクでも、低い照明を採用しているんだとか。


次は「アヤソフィア大聖堂」へ。

ここも8年前に来た。あの頃もトルコのコマを売っている少年が沢山いて、
一つ記念に買ったら大量に集まってきて大変な思いをした記憶があるが、未だにそのコマは売られていた。今回は買わなかったが。


上記の2枚はほぼ同じような作りをしているが、断じて違う建物である。
トルコのモスクは本当にどれも同じような形をしていて、パッと見では区別がつかないレベル。
もう少し個性があってもいいと思うけど、まあそういうわけにもいかないんだろう。


ところでトルコはEUの準加盟国であり、EU加盟を狙っているが、なかなか認められていない。
そのため通貨もユーロではなく、トルコリラ である。

数年前まではEUROへの加盟を望む声が80%を超えていたが、ここ最近の欧州の金融不安の影響で、
今では希望者の割合は50%を切っているとのこと。

そもそも地理的にも、ヨーロッパ大陸に属しているのはわずかに3%しかなく、残りはアジア大陸やアナトリア半島である。
EURO加盟への道のりはなかなか大変そうだ。
ガイドさんも、トルコ人はアジア人にルーツがあるから、ヨーロッパ人よりもアジア人の考え方に近いと言ってたし。


そう言えば前回来た直後にこのトルコリラはデノミされ、なんと ゼロを6個も取った ということ。
今は大体ユーロやポンドと同じ位の単位の通貨になっているが、
8年前は 200万トルコリラ などが普通に使われてた。
ゼロが多すぎて、ゴチャっとなってよく見えず、数えられない位だった記憶がある。

2トルコリラで1ドル程度の相場感。水1.5リットルが1トルコリラ
ここでも欧州とアジアの中間位の感覚かな。


そこから宝物庫などのある「トプカプ宮殿」へ移動。ちなみにこれらは全て徒歩圏にあり、移動は全て徒歩である。

兎に角人が多くて、チケット売り場はどこも長蛇の列。
ツアーなのでチケットは予め買っておいてくれてあり、それを受け取って入るだけだが、個人で来ていたら大変なことになっていただろう。
今日は天気も良く日差しも強烈で、この中長時間外で立ってたら倒れそうだ。

宝物庫も入ってみたものの、人だかりでよく見えず。
結局自由時間の大半を海を臨めるカフェに入って、アイスを食べてのんびりしてた。


次はメデューサの首で有名な「地下宮殿」へ。

建物全体が半地下のようになっており、底には水が溜められている。
魚が生息しており、昔はこの魚を毒見係として利用していたらしい。魚が死んだら水に毒が投げ込まれたということになるので、飲まないようにしたんだとか。


メデューサは信じないぞという意思表示のために、メデューサに関する様々なものが 「逆さま」 に利用されている。

例えばこの柱の土台。メデューサの顔が敢えて逆さまになるように使われている。


トルコのお守りとして有名な、勾玉のようなイメージの青い目玉のようなものは実はメデューサの涙であると言われている。
宮殿の中には、その涙の形が掘り込まれた柱もあったが、それも全て逆さまに利用されていた。


ここまできてやっと昼食にありつけた。8時から活動して13時半の昼食はきつい。

昼食はケバブ料理。牛のケバブでやや臭みがあったがまずまずだった。まあ昨日のチキンケバブの方が美味しかった気はするが…


昼食後はグランドバザールへ。ここで1時間のフリータイム。

大きなアーケードになっていて、なんとその中に4000件以上の店が並んでいるという。
上野のアメ横のような感じで、似たようなお店が所狭しと並んでる。

昨日も書いたが、日本人だとわかると日本語で話しかけられる。最初はまんざらでもなかったが、ほぼ全員となると流石にウザい!
ひたすら無視してグルグル回っていた。

ちゃんとした商品もあるが、所謂パチ物も多く、時計やサングラス、ジーンズなどは恐らくほぼパチ物。
パッと見にはわからないので、ロレックスの時計でも買ってみようかと1件のお店へ。


ロレックスの時計見せてくれというと、店の中に招き入れられ、とりあえず紅茶を一杯出してくれた。
「チャイ」と言っていたが、インドのようなスパイスやミルクの入った甘いチャイではなく、普通の紅茶に近いものだった。


そして名前を聞かれ、答えると、「それはトルコの名前か?」とわけのわからない発言。
日本のだというと、トルコにいたらトルコの名前を名乗った方がいい、俺がつけてやると…


そして…



オスマン という大変ありがたい名前頂戴した。



これからは「オスマン」と呼んで下さい。
このブログも「オスマンのロンドン日記」に名前変更しようかな(笑)


こういうところは、値段はあってないようなもの。全て交渉で決まる。
結構頑張って値段交渉したが、280トルコリラ位までにしかならず、それだと日本円で1万以上することになるのでやめておいた。
最初は350だったから粘った方だと思うが。
マジックも駆使して 交渉したが、希望額には至らなかった。残念。

結局何も買わずに終了。まあ楽しめたからよしとしよう。


そこから海沿いに出て、約1時間半のクルーズへ。
イスタンブールの海をぐるっと回り、ヨーロッパ側、アジア側、新市街、旧市街の街並みを眺めてきた。

日本の建設会社が作ったという大きな橋もあり、何だか誇らしく思えてしまった。


そして夕食。

イスタンブールの海で取れた魚料理を堪能。肉だけでないのがこの地のいいところ。


レストランの目の前にはトルコアイス屋が。
似顔絵と同じポーズが決めポーズらしく、誰もいないのにポーズを取ったりしてた。

ひょうきんなおっちゃんだったわ。


そこからホテルに戻って就寝。
明日は何と4:15にモーニングコールという超ハードスケジュール。飛行機が7時半発なのだ。
今日もかなりのハードさだったがそれにも増して厳しいね。


とりあえず早く寝なければ。



では。


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