【旅行】 トルコ その3

トルコ3日目。今日は朝一でカッパドキアに移動する。

朝4時15分 のモーニングコールで起床。

着替えて荷物をまとめ、チェックアウトして5時過ぎに空港に向かって出発。

空港は 激混み
土曜日ということもあり、国内線ターミナルだったが人がごった返していた。

こういう時、割込み者が普通に発生するのは、やはり外国だなあという気がしてしまう。
日本人はその点本当に真面目だよね。

それでもどうにか出発し、約1時間半のフライトで 大奇岩地帯カッパドキア に到着。

この空港は元々軍事施設だったものを民間用に変更したということもあり、空港の周りには何もない。
拡張し放題である。


このあたり一帯は、大昔の火山大噴火による火山灰が堆積してできた地層を持っており、年代によって堆積物の固さが異なっている。
そのため、下の柔らかい層が削れ、上の固い層が残り、こんな風に 「キノコ」 のような状態になっている岩が沢山生まれている。


一番左の岩は、上の固い岩が落ちてしまったものだ。こんな「キノコ」がそこらじゅうにニョキニョキ生えている。


そして山の麓にはお決まりのラクダ。怒ると唾を飛ばすらしく、口に蓋を付けられていた。


次は、陶器作りで有名な村アヴァノスで陶器作り見学。
色々なデザインを作っていたが、中でもこのタイプが気に入って、時計になっているものを購入。


トルコと言えば… トルコ石 である。
何せ国名を冠しているのだ。日本で言えば、日本刀や日本酒のようなもの。どちらも日本にとって唯一無二である。

だから、トルコに来たらトルコ石だ。間違いない。
しかもトルコ石は12月の誕生石。つまり嫁さんの誕生石だ。これ以上の条件はないだろう。

これはトルコ石の成分を塗料に塗りこんで作ったもので、この青緑はトルコ石の色である。美しい!

店員さんには大きいサイズものをすすめられたが、壁にかけてつかうのではなく、スタンドを使って立てかけて置時計として使いたいので、小さ目のサイズを選択。
直径15センチ位かな。置時計ならあまり大きいと逆に使いづらいからね。


その後洞窟レストランにて煮込み料理のランチ。
かなり雰囲気のあるレストランで、味もかなりのものだった。日本人向けの味付け。
そういうメニューをHISが選んでいるっていうのもあると思うけど。

そこから11世紀に造られた岩窟教会のあるギョレメ野外博物館へ。修道士達が生活していた穴が今も残っている。


ここの売店で物色していたら、見知らぬ白人のおっちゃんにいきなり肩を叩かれた。
振り返ると、帽子を指さして笑いながら握手を求められる。

…何事? どこかで会ったっけ?


指さすおっちゃんの帽子をよく見ると「B」の文字。
…うーん…どこかで見たことあるような…


…!!レッドソックス!!


そう!ボストンレッドソックスの帽子だ。
そして今日着ていたTシャツが…ユニクロで買ったレッドソックスのもの。

そういうことか!同じだということで握手を求めてきたわけね。なるほど。


そしてそのまま立ち去るかと思いきや、一緒に行っているもう一人のトレーニーの方へ行き、同じように握手を求めている。

…おお!!パーカーに 「BOSTON」 と書いてある!
レッドソックスではないが、確かにボストンつながりだ。何という奇遇(笑)二人とも全く意識せずに着てたわ。

聞けばボストン在住のアメリカ人だという。レッドソックスと言えば松坂大輔。松坂を知っているかと聞くと、もちろんとの回答。
有名人だと。奥さんが女優のなんたらに似てるわよねと奥さんに言われたが、その人を知らなかった…


思わぬ出会いの後は、鳩を飼うための穴が無数にあいている奇岩が並ぶ「鳩の谷」。
鳩は平和の象徴であり、食べることはしなかったが糞を肥料にしていたので、とても重宝していたという。
今でも鳩が沢山集まっていた。


その次はトルコ石店でトルコ石の説明と鑑賞と即売会。
最近はトルコ石の偽物が増えていて、普通の大理石に色を塗っただけのものも多いという。
そういうものは、しばらくすると色あせてきてしまうんだとか。

先程も書いたが、 トルコと言えばトルコ石 である。
そして、 トルコ石を買うならトルコ である。

日本でももちろん買えるが、それは日本刀をヨーロッパで買うようなもので、やはり本場で買うことに意味があると思うのだ。
以前ネッシーグッズの節でも触れたように、「何を買うか」ではなく「どこで買うか」がとても重要なのだ。

…というわけで一点購入。そんなに高級品ではないが、ペンダントを一つ。シンプルながらもトルコ石の存在感のあるデザイン。
嫁さんへのプレゼントにする。


最後にローカルワインショップにお立ち寄り。試飲&購入ができる。
ただ、あまりワインは好きではないので、ここでは購入は見送り。その代わり大量の乾燥杏を5トルコリラで購入。美味い☆


長い長い観光の末、ホテルに到着。
一応4つ星の「洞窟ホテル」と銘打たれているが、イメージしてたほどの洞窟っぷりではなかった。
部屋の中はこんな感じ。一応洞窟のようにはなっていて、壁にはカッパドキアのキノコ岩をイメージしたレリーフが掘られている。


夕食はホテルのレストラン。
ブュッフェスタイルだったが、ドイツから来られたメンバーも合わせて50名ほどの集団になってしまっていたので、料理を取るだけでも大変な作業。
味はまあまずまずと言ったところ。決して凄く美味しいというわけではなかった。


しかし長い一日だった…。日差しも強くてかなり日焼けもしてしまった。この暑さは想定外。


さて、明日はついに今回の最大の目的、「気球ツアー」がある。オプショナルで185ユーロもするが、ここは行かねばならぬ。
また朝が早いので、すぐに寝なければ。



では。


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