CL準決勝

火曜日。昨日寝るのが3時位になってしまったのでとても眠い…
ヨーグルトだけ食べて出勤。

最近は少し習慣を変えて、行きは英語の勉強(Z会の速読速聴英単語)、帰りはKindleで読書にしている。
もっともっと英語に触れて、耳を慣らさないとダメだということと、やっぱり語彙は重要なので。

今日は日中の話もそこそこに、一日のメインイベント、チャンピオンズリーグ準決勝の話を。

バルサチェルシーの第2ラウンド@カンプ・ノウ


途中までは、先日の自分の予想通りの展開だった。怖いくらいに。

「経験がないから雰囲気に飲まれて浮き足立つかも」と言っていたケーヒルが、
本当に 文字通り"浮き足立って"、足がもつれて自爆。
前半始まって早々に負傷退場となった。

そしてバルサ先制!エリア左サイドからクエンカのグラウンダークロスが入った時、エリア内には決定的ポジションに3人。
最後はブスケツが冷静に流し込んだ。

これでトータルで1−1。チェルシーも守っているばかりではいられなくなった。
こうなるとバルサペース。これも予想通り。

2点目も時間の問題かと思っていたその瞬間、この試合の運命を左右する 衝撃の出来事が!


チェルシーのキャプテンかつDFの要、テリーがバルサのアレクシスに対して後ろから 見事な膝蹴り をかまし、一発退場!


何やってんだテリーは…。あれはあかんよ…。
ちょっと前にも人種差別発言で代表キャプテン剥奪されたり、実力は申し分ないのに、やや選手としての品位に欠けるところがあるのが残念…。


10人になったチェルシーを益々攻め立てるバルサ
そして前半終了間際、メッシのパスからイニエスタのお手本のような、まさに 「ゴールへのパス」 が決まり、2−0。

完全に勝負の流れは決した!





…と思ったのが、残念ながら自分だけでなくバルサの選手もだったようだ。


苦しんだ1stレグを経て、プレッシャーの中迎えた試合で遂に逆転に成功!
しかも相手は10人で、ホームスタジアム。負ける要素は見当たらない。

そんな状況が生んだ油断。
2点目を取った後のバルサは、2月に見たリーガでのバルサと同じような雰囲気だった。

スペイン国内では圧倒的な強さを誇るバルサ。普段のリーグ戦では、どことなく余裕というか、木村和司的に言えば、「相手をちゃぶる」ようなサッカーを見せる。
繋いで繋いで崩して、跳ね返されたら奪い返してまた繋いで…。それがリーガでのバルサのサッカー。
TVで見ていて、その雰囲気が一瞬出たように感じた。


相手に「跳ね返された」後、リーガでは圧倒的な実力差があるため、すぐに奪い返すことができる。
しかし今日の相手は、"カウンターのプロ" チェルシーである。

そして前半ロスタイムにその「匠の技」が牙を剥く。



縦パス一本、カウンター一閃!



ラミレスのここしかないという芸術的なループシュートが決まり、静まり返るスタジアム。
そして前半終了の笛。


「タラレバ」の話になるが、もしテリーが退場していない状態での2−0であれば、恐らくあの"スキ"は出なかったんじゃないかなと思う。
間違いなく勝負の"アヤ"だった。


ともかく結果的にチェルシーにアウエーゴールがもたらされ、同時にチェルシーの選手に「いける!」という自信と、
バルサの選手に「このままでは負ける」という焦りを生み出した。
(トータル2−2だが、アウエーゴール差でこのままいけばチェルシーの勝ち抜け)


後半は前半よりもさらにひどい「ハーフコートゲーム」

1トップのドログバまでがペナルティエリアに入り、ひたすらバルサ攻撃陣を跳ね返す。
バルサのポゼッションは90%位あったんじゃないか?


ところが一瞬の判断の遅れから、ドログバがエリア内でセスクに足を引っかけてしまい、PKの判定。
正直、あの状況で冷静にPKを与えた主審の判断はすごいと思った。


キッカーはメッシ。今日のもう一つの鍵はメッシだった。

1stレグからチェルシーの徹底したマークに遭い、ボールを持つとすぐに数人が押し寄せてくる。
殆ど仕事をさせてもらえず、かなりリズムを崩していたように見えた。

そしてボールは無情にもバーを直撃。まさかのPK失敗で、勝利を確信したスタジアムが再び静まり返る。


そこからはビデオを見ているかのように同じ映像が繰り返された。
パスを回すバルサ、跳ね返すチェルシー

途中メッシのシュートがポストを叩くなど、何度か惜しいチャンスがあったものの、
チェフの好セーブや、「焦り」から微妙にリズムが合わず、ゴールネットを揺らすに至らない。

時間はロスタイム!バルサ最後の攻撃…というところで、ここでも焦った縦パスをカットされ、再び 伝家の宝刀が炸裂!

トーレスが抜け出して冷静にバルデスを交わして流し込み、完全に勝負は決した。


わずかな時間でせめてもう一矢報いようと攻めるバルサ
しかし、一度ズレた気持ちとリズムは最後まで戻らず。そのままタイムアップとなった。


「サッカーの試合」としては非常に退屈だったが、「高度な心理戦」 だと見方を変えてみると、こんなに面白い試合はない。
今日は「ながら見」でなくて、ちゃんと集中して見てたので、試合の流れ、選手の心の動きがプレーからとてもよく感じられた。
充実した2時間だった。

どれぐらい充実していたかというと、延々ブログのネタにしてしまうくらい(笑)


何にせよこれで決勝の椅子が一つ決まった。残る一つはレアルかバイエルンか…。明日も目が離せないな。


写真は今日の夕食。先日買ったレディミールのパスタとスクランブルエッグ。やや薄味だったけどまあまあ食べられた。
ただ、食後に食べたイチゴはまずかった…。水っぽくて全然味がしない。バルサで買った1kgのイチゴの方が数倍美味しかった。


<今日の英語>−単語2−
precipitation:(名)降水量、沈殿
hanper:(他)〜を妨げる
sleet:(名)みぞれ(自)みぞれが降る
sluggish:(形)動きの悪い、不景気な
cling:(自)固執する



さて。明日も仕事に精を出しますかね。
夜は飲み会あるし、日中集中して頑張ろう。


では。


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