海外で働くということ

水曜日。週も折り返し。
昨日から日本からの出張者が来ていて(親会社側の人だが)、昨日今日はその対応で昼食やら夕食やら。

現在仕事では提案書を書いているが、これがまた極めて難しい…

日本語で書くと問題ない。
…というか、こちらでは提案書らしい提案書を書いた経験がほとんどないため、
自分的にはそれほど大したことのない内容でも、「おお…」となってしまう。
それはそれで嬉しいのだが、それでいいのかという思いもあり。

そしてどんなにいい提案書を「日本語で」書いても、英語にしようとした途端、とても幼稚なものになってしまう というジレンマ。

日本語って本当に表現が豊富だなと思う。

「拝啓 この度はご提案の機会を賜り、誠に有難く厚く御礼申し上げます…」
っていう言い回しを、ニュアンスを変えずに上手く英訳できるだろうか?


海外で仕事をする上で、言語の問題はやはり大きく、同じ時間をかけても、仕上げられる仕事の量、質はせいぜい日本の半分程度。
せいぜいそんなもの。

自分の能力がひどく衰えたように感じるのは必然だと思う。


でも、その「残りの半分」にこそ重要な要素が含まれていて、例えば我々システム屋であれば、「システム」自体を残すのはそれほど難しくない。
自分が頑張ればどうにでもなるからだ。

ただ、自分が去った後、同じシステムを作れる体制を残せるかというと、これは物凄く難しい。


「人を残す」 ことの難しさ。


これが一番の差なのかもしれないと、最近つくづく思う。


教育から仕事に対する考え方、キャリアプラン、責任の感じ方、会社に対する思い入れ…等々。
何から何まで我々日本人駐在員とは異なっている。
同じようにせよということのほうが、むしろ難しい。


間もなく4カ月が経ち、残り期間も1年程度となってきたが、自分がいる間にいかに「人を残せるか」というのを、
今後のひとつの指標にしていきたいと考えている。


元来、自分自身が100になれるタイプではないし、また、なろうとも思わないタイプである。
その代わり、50なり60なり70なりでよければ、いくらでも育て上げる自信はある。

自分が100になれなくても、例えば70の人間を3人育て上げることができれば、こっちの圧勝だと思っている。そういう評価軸。


日本だとそれが十分通用するが、海外においては、「どの時点での成果を意識するか」で全然違ってくる。
自分がこちらにいる期間中なのか、終わってから1年なのか3年なのか5年なのか。


わかりやすいのはもちろん期間中なんだけど、トータルで考えると短期的な成果が必ずしもよいとは限らなかったりする。


本音は長期的視野、でも現実的には短期的に結果を残さないといけないように思う時もあり。
自分が何を求められているのか、自分が何をしたいのか。

社長も交代した今、後者の意識が一層重要になったように感じている。

まあもちろんまずは目の前の仕事をこなさないと話にならないけど、半年が終わる頃までには、最終成果をイメージしておかないといけないかな…。
日本に帰ってから何をしたいかということも含めて。
駐在員として戻ってくることも意識しつつ。


…と、そんな話を遅くまで先輩としていましたとさ。


写真は大分古い話になるけど、バルサで食べた「菊蔵ラーメン」。
思いっきりインスタントなところがまた素敵☆



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明日は木曜か。今週は早いな。
英語&飲み会あるから、明日もドタバタだな。


では。


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