劇的な幕切れ
月曜日。新しい一週間が始まる。
週末は快晴だったのに、今日はまたいつもの曇り空。気温もあまり上がらず。
いつもは行きの電車は単語のお勉強だが、今日は迷いなく新聞を手に取る。
何故なら、昨日 劇的な幕切れ を迎えたプレミアリーグに関する記事が読みたかったからだ。
マンチェスターの2チームが同一勝ち点で迎えた最終節、歴史的に見ても例がないようなドラマチックな結末が待っていた。
ユナイテッドとシティなら何となくユナイテッド派。
シティはお金でかき集めたイメージがあるし、ユナイテッドは 「赤」 だし…。
20年にも渡って監督を務めるファーガソンはやっぱりすごいと思うし。
結果を見ないようにして録画で見たが、ユナイテッド側の試合にした。マンU対サンダーランド。
前半のうちにマンUが先制し、まずは最低限必要な勝利に向かって一歩前進。
ところがシティもしっかりと先制。(シティの相手は残留のかかるQPR)
前半はお互い1−0リードで折り返す。このまま行けばシティの優勝。
しかし後半開始直後、試合が動く。QPRが元フランス代表、 ジブリル・シセ (懐かしい!)のゴールで同点に追いつく。
TVで観てるのはユナイテッド側の映像なので、客席のサポーターが歓喜している様子が映る。
皆ラジオや携帯を駆使してシティの結果もチェックしているのだ。
この時点で優勝はユナイテッド側へ。
ところがまだドラマは始まったばかり。
得点の後、QPRのジョイ・バートンが退場。 シティが残りの30分を数的優位で戦えることに。
フィールドを去る前に アグエロを蹴っ飛ばし たり、選手同士がもみ合いになって大変な状況になっていた。
これを見ていた時は、これでシティが再び勝ち越すのは時間の問題かと思われた。
…が、サッカーは何が起こるかわからない。
次のゴールは何と再びQPRに生まれる。
66分、カウンターからシティのネットを揺らし、これで1−2。優勝は大きくユナイテッドに傾いた。
一方のユナイテッドは攻め立てながらも追加点は奪えない。
得失点差はシティが8点も上回っていたため、実質的に大量得点はほとんど意味がないのだが、それでも1点では心許ない。
たまにサンダーランドのカウンターでヒヤッとする場面もありつつ試合は進む。
シティは逆転された直後、ジェコとバロテッリを投入し、怒涛の攻撃を仕掛ける。
しかし残留を目指す10人のQPRの必死の守りを崩せない。
そして双方ほぼ同時に後半ロスタイムに突入。
ロスタイムに入った直後、シティが同点に追いつく。シルバのコーナーからジェコのヘッド!
今シーズン限りでシティを退団するという噂の選手が最後に一仕事。
ただ、それでもまだ2−2。ユナイテッドの優勝に変わりはない。
しばらくしてユナイテッドの方は試合終了。1−0のまま見事に逃げ切った。このあたりは流石の試合巧者っぷり。
いや〜やっぱり最後はマンUだったか〜 と思ったその矢先!
テレビに映し出されたのは歓喜のパフォーマンスを見せるアグエロの姿!!
まさかまさかの ロスタイム弾2発!!
マンUの選手達も試合終了直後は優勝を信じていたようだったが、すぐに状況を把握した模様。
落胆と失望の表情を浮かべつつも、最終節のために集まったサポーターへ感謝の拍手を送る。
数秒後、シティの試合も終了。
ホイッスルと共に フィールドになだれ込んでくるサポーター達!
44年ぶりのリーグ制覇に、スタジアムは歓喜のパニック!
ん〜凄い試合だった。絶対マンUだと思ったけどな〜。間違いなくプレミア史上に残る瞬間を目撃したよ。
何が起きたか正直テレビで見ててもよくわからんかったもん。
QPRのロスタイム2失点は、残留争いのライバル、宮市の所属するボルトンが先にドローに終わり降格が決定し、
自分たちは負けても残留できるという知らせを受けてしまっていたのかもしれない。
緊張の糸が切れたところに、今季最高の気迫を持って襲われたら…。
もし、ボルトンの試合がもう少し長引いていたら、もしくはボルトンが勝っていたら、優勝の行方もまた違っていたかも。
その辺も含め、ドラマ性の高い最終節だったね。
これで主要リーグもみんな終わりか。次はユーロとオリンピック。
今年のヨーロッパの夏は熱い!!
写真はブライトンピアで撮った海鳥の群れ。合成したかのような大量っぷり。
<今日の英語>−幸運を祈る!−
I wish you the best of luck!
さて。明日は現地の開発ベンダーと打ち合わせだ。
いつもはトレーナーの先輩同席だけど、今は日本に帰られているので一人でこなさねばならぬ。
頑張らねば。
では。
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