【旅行】デンマーク&スウェーデン その4

北欧4日目。今日はストックホルム観光。

8時半頃起きて朝食。時間帯的にピークにあたったらしく、席を確保するのが大変なほど混雑。珍しくアジア系(多分中国かな…)の女性2人の姿も。

メニューはマルメとほぼ同じ。キュウリとトマトのスライス、数種類のハム、チーズ、ピクルス、そしてゆで卵。ニシンの酢漬けはなかったな。
フルーツのシロップ漬けにヨーグルトをかけて、コーヒーで〆る。

9時半頃ホテルを出発。天気は曇り空。
まずは最寄りの地下鉄駅で24時間チケットを買う。ストックホルムもロンドン同様、地下鉄、地上電車、バス、トラムが同じ運営会社。そのため、1枚で全部乗ることができる。
持ってきた「地球の歩き方(2010-11版)」には書かれてなかったが、オイスターカードのような仕組み が導入されていた。


地下鉄で直接目的地に行ってもよかったが、橋からの眺めが絶景だというので、中央駅で降りて徒歩で向かう。
向かう先はストックホルムの旧市街にあたる「ガムラ・スタン島」。

そしてこれは旧市街に行く途中の小さな島にある国会議事堂。


このあたりでまたしても大雨到来!4日連続だわ。しばしの雨宿りの後、小雨になったので傘を片手に再開。

島に入って最初に目に入るのが王宮。現在は王宮としての役目は果たしていないが、観光名所のひとつ。
ちょうど衛兵さんがどこかに向かう途中だったのでパシャ☆


続いてはストックホルム最古の教会、大聖堂。13世紀後半の建築。


そしてストックホルムが生んだ有名人と言えば、ダイナマイトの発明者・ノーベル である。
そう、ノーベル賞のノーベルだ。
ノーベル博物館は大聖堂のすぐ裏。歴代の受賞者の物語や、ノーベル自身の歴史、授賞式と同じデザートが食べられるカフェなどがある。
外見はこんな感じ。


ここは中に入ってオーディオガイドも借りてしっかり見てきた。
ダイナマイトの発明で得た財産をもとに、各分野でその年に世界で最も貢献した人に賞を贈るようにという遺言だったことは有名だが、
当時はナショナリズム重視の風潮の真っ只中であり、「国籍の隔てなく」 という遺言最後の一文にはかなりの論争があったということだ。


目の前は大広場になっていて、その周りにはカフェやレストランも集まる。

遠足なのか子供たちが沢山。そう言えばこっちの国って遠足とか修学旅行ってどうなってるのかな。
教育面での比較はここまでやった記憶がないな。今度調べてみようか。

12時前になったのでガイドブックにも載っているお店でランチ。本日のランチで白身魚のソテークリームソースがけを頂く。
サラダとパンが取り放題、コーヒーまでついて95SEKは北欧としてはお値打ち。


ちなみに地球の歩き方が古いのは交通面だけでなく、各観光地の入場料等も 軒並み値上げ されていた。
多分行ったところ行ったところ全部違っていたと思う。最近の経済状況を踏まえて変更されたんだろう。

そんな中、この店のセットメニューの値段だけは変わらず。しかも冬値段。大分夏だと思うが…。ありがたいことです。


お腹も膨れたところで午後の部へ。雨は上がって晴れ間が見える。

次に向かったのはフィンランド教会のふもとにある、「アイアンボーイ」と呼ばれるそれはそれは小さな象。
高さわずか 14センチメートル!


何とも可愛い銅像を後にし、ドイツ教会、鉄の広場とガムラスタンの見どころを一通り回る。
そこからは行き当たりばったり。

まずはフェリーに乗り、隣のユールゴーデン島へ。
返す返すも「水の街」なので、フェリーも普通に交通手段として使われている。15分おき位で巡回船がやってくる。
これも地球の歩き方によると、フェリーは運営会社が違うから別料金となっていたが、1日券の「オイスターカード」で普通に乗れた。

フェリーからの眺め。


ショップスホルメン島を経由してユールドーデン島へ到着。
ここではチボリ公園コペンハーゲンと同名。内容も似たような感じ)、スカンセン、北方民族博物館、ヴァーサ号博物館などを 素通り

博物館系は若干食傷気味なので、興味のあるものだけ中に入ることにした。

ユールドーデン島を歩いて縦断し(と言っても1kmほど)、ストックホルム中心部へ戻る。


次に向かったのは武器博物館。ヴァイキングの時代から20世紀に至る、スウェーデンの軍隊や武器の歴史を紹介している。
ここは面白そうだったので見学。


ただし、説明に英語はなく、オーディオガイドの英語のみが頼り という心許なさだが。


3階建てになっており、3階からスタートして降りてくる流れ。
最初の部屋に入ると、いきなり チンパンジーの争い の模型。

武器博物館のハズなのに何事かと思って、オーディオガイドの説明をON。

戦争とは人間同士が争うものであり、同種同士で殺し合う というのは自然界では極めて稀なこと。

だが、実は人間の祖と言われるチンパンジーもナワバリ争いで同種で殺し合う習性があることがわかっており、全ての発端はここから始まるということ…だと思われる。

約1時間かけてじっくり見学。英語のガイドでも多少の助けにはなる。

第二次世界大戦のコーナーで、当時の風刺画として、昭和天皇が死神と肩を組んでいるものがあったのが印象的。
エディンバラの時もナチスドイツと同列に扱われていてショックを受けたが、やはり当時は憎き敵国だったんだよなあ…

結構リアルなマネキンやジオラマ、効果音などを用いて展示しているので、正直 一人でいるのが怖い 部屋もあった。
一応本当に使われたものが展示されているわけだしねえ…。色々なものが染みついていそうで。しかも敵国の人間だし…


その後は国立美術館を通り、さっきフェリーで素通りしたシェップスホルメン島へ渡る。


現代美術館、東洋博物館の脇を通り抜け、さらにひとつ先のカステルホルメン島を半周。水辺からの眺めを楽しむ。
シェップスホルメン島へ戻り、再びフェリーで午前中に滞在したガムラスタンへ。

ガムラスタンのフェリー乗り場とフェリー。


ガムラスタンと陸つなぎになっているリッダーホルメン島へ行き、リッダーホルム教会を眺め、そのまま昨日も通ったシェラトンの方へ。
今日はとくに警戒態勢は敷かれておらず、目の前を通ることができた。

夕食を求めて中心部をウロチョロ。その過程で臨時市場に出会い、イチゴを1パック購入。10SEKナリ。


迷った挙句、昼がしっかりとしたスウェーデン料理だったので、夕飯は MAXというスウェーデンのファーストフード にした。
ファーストフードは庶民の味。生の文化が味わえる。


メニューは特段変わったところはなかったが、普通のレジとは別にExpressというコーナーがあり、自販機で購入して出来上がりをそこで受け取るという仕組みがあった。
普通のレジが混んでいる場合でも、並ぶことなく注文のやり取りができるということか。流石IT先進国。


時間は19時半位だったので、地下鉄を使ってホテルに戻る。

とは言えまだ外は十分明るく、ホテルで寛ぐにも早いので、目の前のスポーツバーへ。
フレンチオープンを観戦しながら、スウェーデンビールを一杯。


フランスとスウェーデンは同じ時刻帯なんだね。試合中の時計と同じだったわ。GMT+1時間か。

21時過ぎまでテニスと、地元民の日常風景を楽しみ、退散。
部屋で イチゴ でもう一杯!


疲れたけどとても充実した一日だった。どこ行っても景色は綺麗だし…。
一人のうちは嫁さんがあまり行きたがらなそうなところをピックアップしてたつもりだけど(北欧もフィヨルド側は残してある)、
ここはもう一回来てもいいかも。この街の景色は見せてあげたい気がする。


さて…おわかりの通り、大半回りきってしまった。なんせ同じ場所に2回行ったりしてるからねえ…(笑)
明日はどうしようか…。

コペンハーゲンの時みたいに少し離れたところにビール工場みたいな魅力的なコンテンツもなさそうだし…。
明日は帰国日だから遠出して万が一帰ってこれなかったら困るし…。参ったね。

HOP-ON&HOP-OFFのバスで英語のガイド聞きながらグルグル市内を回ろうかしら。
コースを見る限りほぼ同じだけど、ガイド付きは大きい。ガイドが日本語ならそれで決まりなんだけど(笑)
まあ明日の気分で決めるかね。



では。



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