ロンドンのゴミ捨て

火曜日。今日は英語もなく一日仕事デー。
雨は降っていないものの、重い雲に覆われた朝。

今朝は日本との電話会議があるので、少し早めに出勤。

出がけにゴミを出して行く。

自宅地域でのゴミ出しは、うちのような一戸建てタイプの場合、各住居の前に 大きな蓋付のゴミ箱があって、
その中に入れておくと指定日に回収車が来て集めて行ってくれる。

厳密に言うと、回収して欲しい場合は少し道路側に出しておくようなのだが、自分ではやったことがない。
大家さんがやっていくれているのか、回収の人がやってくれているのか…

日本のように、何世帯ものゴミを集める「ゴミ捨て場」があるわけではなく、各家毎に捨てられる ところがポイント。
回収する方は大変だろうが、出す方はいつでも捨てられるのでとても楽。

マンションタイプになるともっと楽で、裏口前に置いておくと持っていってくれたりするらしい。
これもマンションの構造やルールによるだろうが、一戸建てより手間ということはなさそうだ。


分別は一応あるものの、日本ほど厳しくはなく、リサイクルへの意識も低いように思う。
缶はかろうじて分別対象になっているが、ビンは普通のゴミと一緒になっていたり。
もちろん地域によって違うと思うが…

そもそもいつ何を回収しに来るかわかっていないので、意識せず殆ど普通のゴミとして捨ててしまっているのが実情。


街中に目を向けると日本は道端のゴミ箱と言うのはテロやらなんやらの対策とかですっかり消えてしまったが、こっちはまだまだ残っている。

こっちで生活していると、日本は何でも 過敏に反応し過ぎなんじゃないか と思う。
物事に対する「アソビ」がなくなって、少しの間違いも許さない様な窮屈な雰囲気。

もっと大らかに、細かいことを気にせず、自己主張し過ぎず、多種多様な考えを受け入れる姿勢。
「勝ち組」とか「負け組」とか言わずに、色々な価値観の下、それぞれの人生観、幸福観がもっともっと認められるべきなんじゃないか。


そこからあぶれて生き方や幸せを見い出せない人による無差別殺傷事件の報道なんかをこっちで見ていると、
単一民族国家・日本の限界を垣間見ているような気分になってしまう。

日本にいた時は日本は安全な国だと思っていたが、こっちに来てみると、よっぽど日本の方が危ないように見えたりもする。
殺人事件の報道なんて滅多に聞かないし。(実際は起きていて報道されないだけかもしれないが)

多様な人種が混ざると何となく危ないイメージがあるが、この国で普通に生きている分には、お互いが適度に距離を保って、
干渉し過ぎず尊重し合あう関係がちゃんと出来上がっているように思う。


日本人は視野や価値観が狭くなってしまっているなあ…
というのがここまで住んでみての率直な感想。
電車の中で喧嘩してるような人なんて、自己の価値観以外認められない人の典型だと思う。


「生きているだけで丸儲け」 というのは明石家さんまの名言だが、本当にその通りだよ。




…おっと。ゴミ出しの話から何故かやたら真面目な話になってしまった。まさかの展開(笑)


切り戻して、朝は月例報告会。先月の成果を報告。
その後は淡々と仕事。黙々とこなす。

日中、引越し業者から洗濯機の廃棄代金請求がきた。6730円。
嫁さんの妹が一人暮らししてた時から使ってたやつで、もう大分古くなってきたので今回思い切って処分した。

20時前に退社。自宅近くのスーパーで安売りしてたハンバーグ用牛肉を買って、今夜はハンバーグ。
小さ目のハンバーグ8枚入りで£3。半値になっていてかなりお得☆

ただ、若干 強火で焼き過ぎて 固くなってしまいしょんぼり…


写真はコペンハーゲンで食べたセブンイレブンのホットドッグ。
フランスパンを半分に切って、真ん中に穴開けて、その中にケチャップやらマスタードやら入れてソーセージを差し込む。



<今日の英語>−ひと晩寝かせる−

sleep on

ex)
Let's sleep on it and discuss again tomorrow.
ひと晩置いて、また明日議論しよう。

議論が煮詰まってきたときなどに。



EUROも予選第1戦が全チーム終わって今日から第2戦に突入。昨日のシェフチェンコの2発は凄かったね。
直前の監督交代や負傷者の続出で過去最低の期待率と言われているイングランドも、同グループのライバルフランスと引き分けたのは上々でしょう。


さて明日は水曜日。折り返し地点だな。
もう6月も中旬か…来てから半年が目の前だ。果たして成長してるのかな(笑)?

まあ今日も躊躇いなく英語でPUBの予約ができたから、きっと成長してるんだろう。
そういうことにしておかないとね。


では。




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