【旅行】湖水地方 その3 (最終日)
日曜日。湖水地方3日目。昨日ほどの快晴ではないが、十分良い天気と言える空。
昨日と同じ位に起きて朝食。今日は2人分の朝食をパンケーキに変更してもらった。
手作りのパンケーキは素朴ながらとても美味しく仕上がっており、味の濃いソーセージやハムにもよくマッチした。
朝食後、嫁と2人で初日に両親が行った丘に登り、オレストヘッドと呼ばれるビューポイントを目指す。
麓から約20分かけてなかなかに険しい道を登る。早朝で涼しかったが、登っている最中は汗をかくほど。
ヒーヒー言いながら何とか頂上に到着。苦労が報われる、見事な360度パノラマビュー!
湖も森も街も羊たちも一望にできる眺め はまさに絶景。
10分程景色を楽しんで下山。帰りは来た道と別の道で帰ってみる。
下山に使った道の方が舗装されていて歩きやすく、途中頂上を目指す沢山の観光客とすれ違う。
その中のひと組、中国人のご家族一行に出会ったとき、おばあちゃんから 全力で中国語で話しかけられた。
なんの躊躇もなく、ペラペラペラペラ…と。
日本語の書かれたSuperdryTシャツを着ていたのになあ…。
ごめん、日本人なんだけど…と英語で答えると、後ろにいた娘さん?お孫さん?が英語で話してくれた。
綺麗な英語だったから、多分こっちに住んでいるんだろう。うちと同じでおばあちゃんを呼び寄せて旅行にきた感じかな。
そんなプチトラブルもありつつ、無事に下山。お世話になった宿のおばあちゃんにお礼をいいつつチェックアウトし、出発。
今日の最初の目的地は、港町リバプール。ビートルズの生まれ故郷 としても有名な街。
2時間程高速を走って昼前に到着。まずはリバプール大聖堂。ヨーロッパの街はどこにいってもとりあえず教会が中心。
英国国教会系の大聖堂としては世界最大の大きさを誇る。1904年に着工し、1978年に完成した。
真下から見上げると、高さ101mの塔が圧巻の迫力。
中に入るのは無料。イギリス最大のパイプオルガンなどもあるが、ここの一番の見どころはこの101mの塔の上からの眺め。
1人5ポンドでエレベーターと階段を使っててっぺんに登ることができる。
塔の上から見たリバプールの街並み。
港町なので水と緑が融合した綺麗な街。建物に使われている煉瓦は赤色が濃く、いかにも"煉瓦"といった色合い。
綺麗な眺めだったので、久しぶりに ジオラマモード発動!
教会内にカフェもあり、そこで軽く昼食。ラム肉のローストもあったので、注文。イギリスの羊肉は美味しい。
さっきまで野を駆け回っている姿を見ていた羊を食べてしまうのは何とも可哀想ではあるが…
お腹も膨れたところで大聖堂を後にし、海岸沿いへ。いかにも港町らしい景色を見ることができる。
タダで入れるマージ―サイド海洋博物館も見学。世界有数の港町として栄えたリバプール港の歴史にスポットを当てた博物館。
実はあのタイタニック号の母港でもあり、精巧な模型なども展示されていた。(沈没した時はサウサンプトン港からの出航)
1時間程海岸付近に滞在し、次の目的地、城塞都市チェスターへ。1時間半ほどで到着。
強固な城壁が残る都市で、木組みの商店が立ち並び、イングランドで最も中世の面影を残す街 と言われている。
ここでは特に何をすることもなく、城壁に登ったり街をぶらついたりして終了。ついにロンドンへの帰路につく。ナビ上で3時間半の旅。
途中までは快調そのものだったのだが、ロンドンまで残り100マイルほどとなったところでまさかの大渋滞。
今まで運転していて、何もなく単純な混雑で渋滞というのはほとんどない。渋滞している時は大抵事故絡み。
今回もその類だろうと思っていたら、なんと3車線の真ん中で 大型バスが立ち往生。
ぶつかった形跡はなかったので、恐らく故障だと思われるが…何故ど真ん中で?異変を感じたら普通端に寄るだろう…
何があったんだろうか?
そしてもうひとつ大きな問題は、バスが 空港行きのシャトルバス であったこと。
自分の車が差し掛かるくらいに代わりのバスが到着していたが、飛行機に間に合わない人が出たんじゃないか?
保証とかどうなるのかねえ…
ともあれ渋滞を無事に抜け、ロンドンに向けてひた走る。快調そのもの…と思いきや、最後の最後で三度の豪雨!!
視界が悪化する中、どうにかこうにか懐かしい我が家へ到着。
いや〜長い旅だった…3日間で 1000マイル 近く走破した。
そのまま中華料理屋で夕食。アジアンな味は久しぶりなのでホッとした。
そして録画しておいたウインブルドン決勝。
個人的には近年稀に見る好試合。ひたすら後ろで打ち合う試合は好きではなく、スライスあり、ボレーあり、ドロップあり…のテクニカルな試合がいい。
フェデラーのショットの多彩さは言わずもがな、今大会はマリーも引き出しの多さを見せてくれている。
第1セットをマリーが取り、ロンドンっ子の盛り上がりも最高潮。客席にはベッカムやファーガソンの姿もあり、注目度の高さが見て取れる。
第2セットを7−5でフェデラーが競り勝ったところから、徐々に自力の差が出始めた。
あのセットをマリーが取るチャンスは十分にあったと思うので、そうすればまた結果は違っていたかもしれない。
結局その後は流れを取り戻すことができず、3−1でフェデラーが史上最多の7度目の栄冠に輝いた。
一方のマリーはこれで4大大会決勝4連敗。シルバーコレクターという不名誉な称号を今回も覆すことはできなかった。
実力的には可能性があるところまで来ているのだから、あとは少しの運と気持ちかなあ…。今回はナダルが負けて最大のチャンスだったんだけど。
残念ながらフェデラーが強すぎた感がある。
また来年のウインブルドンで頑張って欲しい!こっちにいる間に4大大会優勝が見たいぞ。
さて…3日間の アッシー君 の役回りは無事に終えた。
明日から仕事は正直きついが、そうも言っていられない。
金曜日休みをもらった分、頑張らないと。
では。
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