黒キャブに対して…

水曜日。今朝も重めの天気。

両親は朝早くから東の方へバスツアー。リーズ城カンタベリードーバーそして最後にテムズ川クルーズというコース。
リーズ城はなかなかよいと専らの評判なので、様子を見てきてもらおう。

無料新聞を手に取って電車に乗るも、スポーツ欄がいかにもオフシーズンらしく寂しい感じ。
オリンピックが始まるまではずっとこんな感じなんだろうな。サッカーの移籍情報位かな。


ただ、今日の新聞は他にも面白い記事が。ロンドンのタクシー、黒キャブの話。

黒キャブは 世界一優秀なタクシー として有名で、
難しい試験にパスした熟練の運転手に導かれ、道を間違えずに確実に目的地まで到着する。
そしてタクシーとして使われている車の形も全て統一されている。新旧問わず、ほぼ同じ形なので、一目でタクシーとすぐわかる。

流しのタクシーの止め方は日本とほぼ同じだが、乗る前に助手席側の窓越しに行先を伝える というところが大きく異なる点。


記事によると最近の黒キャブのエンジンはイタリア製のディーゼル軽油)らしい。
話の流れはディーゼルエンジンの出す排気ガスには発がん性物質が含まれているという調査結果が出たとかで、
それなら トヨタプリウスをタクシーとして使ったらどうか という提案。

タダのプリウスではなく、"プリウス+"というワゴンタイプ。
ハイブリッド車で燃費もいいし、エンジンもガソリンだし、パワーも上だし、小回りも効くし、値段も安い。
積載能力もほぼ同等にあるし、将来は是非使うべきではないかと言う話。

ただ、黒キャブに求められている耐久性として、50万マイル(80万キロ)を走れること というものがあるらしく、
ハイブリッドのパワープレーンでは、まだそこまでの保証はないということ。


無料新聞の記事だからどこまで本気の話かわからないけど、5年後位にロンドンに来たら、黒いプリウスがそこら中を走っているかもしれないなあ…。

日本の車がイギリスの象徴とも言える黒キャブに取って替わるだけの実力、性能があると認められてことは素直に嬉しいね。
エンジンとかシャーシはそのままに、ボディ側だけ作り変えたらいいんじゃないかしら(笑)


写真はビクトリノス・ポッターの住んだヒルトップの家の目の前にいた羊の大群。
遥か彼方の野原から、トラクターと羊追いの犬に追われ、メェーメェー言いながら民族大移動 してきたところ。


<今日の英語>−ちょっと失礼して−

Nature's calling.
ちょっとトイレへ。


トイレに行ってきますの婉曲表現。直訳すれば「自然が呼んでいる」。



さて。明日は木曜日。会議が盛り沢山で慌ただしくなりそうだ。
両親のロンドン最後の夜にもなるから、夕食は外食の予定。最後まで楽しんでいってもらえれば。



では。


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