なでしこJAPAN

土曜日。今日も朝からいい天気。

なでしこJAPANの応援のため、トレーニー仲間と合流し 朝7時半 に家を出る。
今日の試合はコベントリーというバーミンガムの手前辺りの街で行われる。
通常であれば2時間弱というところだが、念のため早目に出発。

高速M1に乗り、最初のサービスエリアに入って先輩ご家族と合流。
昼食やコーヒーを買い、再び高速へ!


…と思ったら、先輩からまさかの一声。


チケット忘れた〜っ!!



慌てて家に引き返す先輩カー。こちらは先に向かっておくことにした。



しかし再出発直後こちらにもトラブルが… ガソリンランプが点滅しとる!!



いやいや、さっきのサービスエリアで給油したばかりでしょうが…。


どうやらガソリンメーターが壊れたらしい。
一回エンジン止めてかけなおせば直りそうな気もするけど、高速ではそういうわけにも行かず、無視してそのまま走り続けた。

給油直後だったから安心して走れるけども、そうじゃなかったら焦っただろうなあ…。


その後心配していた程の渋滞もなく、前回湖水地方の時は豪雨で死ぬ思いをして通ったM1も、今日はのどかで景色のいいドライブウェイだった。


到着間際のサービスエリアに寄り、朝マックで腹ごしらえ。
昼食は買ったものの、今日は2試合観戦予定なので体力をつけておかねばならぬ。

再出発すると、ガソリンメータは上昇していた…が、満タンにした直後にしてはやや低いような…。どうなっているのか?
9月に定期点検あるからしっかり見てもらわないと。


高速の出口近辺で偶然にも先輩カーに遭遇。一緒にスタジアムに向かう。

スタジアム周辺には沢山の警察官が待機しており、違法駐車などに目を光らせている。
CarParkの案内に従って進むが、スタジアム直近のスペースは事前予約が必要になっており、一般車両は入れないとのこと。

止む無く2マイルほど離れたオリンピック用に用意された駐車場へ向かう。
コベントリー大学の駐車場を間借りしていて、そこからスタジアムへはシャトルバスで約10分ほどで到着。

シティオブコベントリースタジアム。


スタジアム周辺は日本人だらけ。
入場前に手荷物検査をして、荷物は全て透明なビニール袋に入れる必要があるという。入れた後は口を留め具で縛る徹底っぷり。

キューに並んだものの、例によって手際が極めて悪い。進みが遅く、刻一刻とキックオフの時間が迫る。

途中で運営側も気が付いたのか、ブースを急遽増やして対応。それを最初からやれ!!
このあたりのドタバタが、いかにもUKクオリティ。

新しいブースの列に並ぼうとしたところ、係員が来て、衝撃の一言!



「その大きさならそのままでOKだ」




…それも早く言え!!!!



というわけで、スタジアムゲートでの簡易チェックだけ済ませ中に入る。
しかも使うゲートもチケットに書かれたものではなく、どこでもよくなったとのこと。ドタバタにも程がある。


何とか試合開始には間に合った。一番安い20ポンドの席だったが、十分な眺め。


選手入場から国歌斉唱で気持ちも高まっていく。
実は 日本代表の試合を見るのは男子も含めて初めて のこと。
まさか日本国内ではなくイギリスで初回を迎えるとは…


試合は終始日本が優位に進める。パワーと高さのスウェーデンに対し、テクニックとパスワークで対抗する構図。
W杯王者は伊達ではなく、パスワークでは圧倒していた。特に澤と宮間の存在感は別格。ボールの受け方、落ち着きが素晴らしい。

後半立て続けに決定機を迎えるが、相手キーパーの出来もよく、結局ゴールラインは割れず…。0-0の引き分けという結果になった。
あれだけ攻めて0点というのはもったいないの一言だが、他リーグとの兼ね合いで、これで決勝進出が決まったとのこと。
多分途中でその情報がベンチに入ったと思われる。ロスタイムに選手交代をするなど、引き分けでOKの雰囲気が出ていたね。

点が入らず残念だったが、内容は面白かったのでそれなりに満足。2試合目のカナダ対南アフリカは打ち合いを期待。


試合と試合の間には係員がこんな大きなボールを持ってきて、観客がみんなでバレーボールのようにポンポンやって遊ぶという演出も。


間が1時間近くあるから暇しないようにしてくれているんだろうが、
そんなところに気を回す前に入場手続をどうにかせい と言いたいのは俺だけではないはず。

試合途中のスタジアムDJも、やけにフレンドリーで楽しい雰囲気を演出しようと頑張っていた。
ハーフタイムに、座席に横になって爆睡しているカナダサポーターの姿がオーロラビジョンに映し出されたのには笑った。
日本じゃ絶対ありえないな。日本人は真面目すぎる。もう少しユーモアを取り入れればいいのに。


そんなこんなで、14時45分に第二試合キックオフ。こちらは開始早々にカナダが先制点を決める。
お互い負ければ決勝トーナメント進出が消える一戦なので、白熱した攻防。

前半はそのまま終わったが、後半にカナダが2得点し、3-0で勝利。決勝トーナメント進出に望みをつないだ。
南アフリカは後半開始早々のチャンスを逃したのが最後まで響いた感じ。
以外だったのはサイズでカナダに大分劣っていたこと。何となくアフリカ勢って大きいイメージがあったんだけど。日本人と変わらない位だったね。


ポカポカ陽気の中、緑の芝生の上の2試合を堪能し、帰路につく。
シャトルバスで駐車場まで戻り、2台に分かれて出発。

シャトルバスも大量に用意されていて、特にストレスなく移動することができた。
普段ダメそうなこういうところはちゃんとできてるのに、返す返すも入場手続のところがなあ…。頑張れ!


帰りも渋滞に巻き込まれることなく、平和な道のりだった。
最後に皆で夕食を食べ、解散。うちの近くの韓国料理屋。

12時間以上活動した後の食事は最高に美味しかった。


<今日の英語>−え〜っと…−

Let me see.
え〜っと…/そうですね…



明日は日曜日。オリンピック第二弾はこの前オリンピックパークに取りに行ったウインブルドン

本家の全英オープンよりも出場人数が少ないため、序盤から有名選手の出番が目白押し。
また、オリンピックの特徴として、全選手が国の威信をかけて戦っているため、
普段はシングルスにしか出場しないようなトップクラスの選手たちが ダブルスにも出場する ということ。
シングルスだけでなくダブルスでもフェデラージョコビッチの雄姿が見られるのだ。


とりあえず明日の予定を調べた結果、持っているチケットで見られそうな試合は、

シングルス:ジョコビッチ、錦織、添田フェラーラロディック、ガスケ、ヒューイット、ヴィーナス、アザレンカ、ウォズニアッキ
ダブルス:錦織添田組対フェデラー組、ジョコビッチ組、ウイリアムス姉妹組

となった。
はっきり言って、テニスファンなら垂涎もの だと思う。

明日は自分もサインしてもらえる準備を整えて向かおうと思う。
あとは天気次第か…。ちょっと怪しそうな予報なのが気がかり。何とかもって欲しい!


では。

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