女子バレーボール vs TeamGB

日曜日。今日は女子バレーボール観戦。

試合開始は14時45分。13時頃家を出て会場のEarls Courtに向かう。自宅からは電車で1時間弱。
ここは1948年に開かれた 前回のロンドンオリンピックでも使われた 会場らしい。


手荷物検査を終え中に入る。午前中の試合と観客の入替えがあるため、14時半位にようやく着席。
試合前にはチアリーディングの演技もあり華やかな雰囲気。

彼女たちは試合中もポイントが決まる度にコートサイドで踊っていた。


そしていよいよ選手入場。試合前の握手で並ぶと、リベロ佐野優子の小ささが際立つ。


会場内は当然ながらTeamGBの応援が圧倒的優勢。日本人も少なからずいるが、アウエー感 は否めない。

ところが試合が始まると、やはり実力差は歴然。バレーの世界大会でイギリス代表って見たことないしなあ…
次々とポイントが決まり、サクサク試合が進む。イギリスのポイントでは会場がドッと盛り上がるが、単発に終わることがほとんど。


日本の選手ではやはりエース・木村沙織の存在感は別格。
困ったときはとりあえず木村に集めとけという感じ。そしてまたよく決める。


しかしそんな楽勝な雰囲気でも サーブミス の多い日本。特に大友愛
前々から大事なところでよくミスするなあと思っていたが、今日だけで4、5本のミス。しかも特に攻めたサーブというわけでもない。

第2試合に見たロシア対イタリアはお互いにほとんどサーブミスがなく、締まった試合だったので尚更日本のサーブ力の低さが目立った。

試合自体はあっさりと3-0で勝ったが、サーブ力をどうにかしないと強豪には勝てないだろうなと感じさせた。


今日はどちらかというと第2試合の方が面白かった。ロシアとイタリアの強豪対決。


とりあえず、ロシアの選手デカすぎ
イタリアの選手も決して小さくはないが、大人と子供かという位の差があった。

特に ロシアの白い巨塔 こと11番のガモア。
202cmで代表選手としては世界一の背の高さとのこと。ジャンプせずにブロックできそうな位だね。


ロシアの高さにスピードとコンビネーションで対抗するイタリア。一進一退の攻防で、試合はフルセットにもつれ込む。
会場内の応援はイタリア優勢。地理的な近さの問題か。

最後は結局ロシアが押し切り、3-2で勝利。手に汗握る展開で面白かった。


試合の途中でアナウンスが入り、マリーがフェデラーに勝って金メダルを取った ことを知る。

見事ウインブルドンの雪辱を果たしたマリー。しかも6-2、6-1、6-4のストレート勝ちとは驚いた。

ロンドンに来てからマリーの試合は沢山見たけど、最近になって急激に実力を伸ばして来た気がする。
年明け最初の頃は勝てる雰囲気なかったんだけどなあ…。地元の声援の後押しもあるんだろうけど。

いずれにせよ、英国男子のオリンピック優勝は1908年の最初のロンドンオリンピック以来ということなので、
イギリス人にとってはさぞかし嬉しいニュースになったことだろう。
アナウンスの瞬間はバレー会場なのに滅茶苦茶盛り上がってた。


帰宅して、女子卓球団体準決勝、男子フェンシング団体決勝、男子100m決勝などを観戦。

女子卓球はシンガポールにストレート勝ちして決勝進出。メダルは確保したので、あとは中国とどこまでやれるか…
男子フェンシングはイタリアに敗れて惜しくも準優勝。それでも団体としての初のメダル獲得は立派な結果。


そしてオリンピックの花形、男子100m。注目は何と言ってもボルト。レース前はリラックスした表情を見せていたが果たして…

緊張した雰囲気の中、スタートの号砲が鳴る。フライングはなく、綺麗なスタート。
直後は横一線だったが、50mあたりからボルトがグングン加速。圧倒的な早さを見せ、体一つ抜け出た形でゴール。
9秒63のオリンピック新記録で2大会連続の金メダルを決め、得意のボルトポーズで観客を魅了した。

男子ハンマー投げの室伏は銅メダル。アテネオリンピック以来のメダル獲得となった。あの時はドーピングで繰り上げ金だったね。

日本人期待の競技が目白押しで、どれを見るか悩ましい一日だった。


<今日の英語>−亡くなる−

pass away

dieは直接的な表現。pass awayの方が婉曲的。


さて。明日は月曜日。また1週間が始まるな。
明日のウエンブリーでのなでしこ準決勝のチケットが取れたので、早めに上がれれば試合開始から見れるかも。ダメなら後半からかな。
勝てばメダル確定だから頑張って応援せねば。


では。



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