セントラルヒーティング

月曜日。本格的に秋の空気が漂う中、更に雨も降って寒さを増す。肩をすくませながら出勤。

メールの処理等を済ませ朝10時からミーティング。
新しいプロジェクトのスコープ確認がメインのテーマ。
他拠点で実施済の案件のため、そこから色々と学ぶべきなのだが、あまりそういう方向に行っていないところが問題だと個人的には思う。
そのあたりを伝えて終了。


昼食はタイ料理。ここの白米は「ジャスミンライス」と書いてあるのだが、あまり「ジャスミン」は感じない。辛さのせいか?


夕方には英語レッスン。月曜はスピーキングメインのAdrian先生の授業。
とても温厚で優しい先生。テニスが好きで話題も合うので、個人的には3人の中で一番楽しみな授業。


夜帰宅後、寒さに耐えきれず セントラルヒーティング を点ける。

来英当時も書いたかもしれないが、こちらは冷房は発達していないが、暖房は各家で必須の設備。
発達しているのは、エアコンではなく、ガスのボイラーで作られた温水を各部屋に分配し、
ラジエータを用いて空気への熱変換、また放射熱への変換を行い暖房するという仕組み。

ロンドンの家にはどこの部屋にもこのラジエター(大抵は白い板状のもの)が壁沿いに設置されている。

寒冷地方を除く一般的な日本の家庭では局所的に温めることで十分な暖を得られるが、寒い地域では家全体を暖める必要があるため、
その点においてセントラルヒーティング方式の方が、個々の部屋で暖めるよりも効率がいいという。

また、断熱性が高くないと効果が低くなってしまうが、夏の蒸し暑さを避けるために通気性が高くなっている日本家屋に比べ、
欧州の家は石造りで寒さを凌ぐことに主眼が置かれており、この点でもセントラルヒーティングのメリットを享受している。


我が家のセントラルヒーティングはリフォーム直後ということもあり、かなり先進的。
中央のコントローラーで時間単位で設定温度を定めることができ、その温度になるように自動的にON/OFFを行ってくれる。

例えば朝6時から8時までは21度に設定し、8時から17時までは19度、17時から22時までは20度、23時以降は17度といったように、
細かい温度設定が可能になっている。
寝ている間は布団に入っているので低めにして、朝活動開始する頃に温めるということができるのでとても良い。


ただ、面白いことにセントラルヒーティングの 電源をOFFにすることはできない

凍結防止のため、最低でも5度には設定しないといけない仕組みになっているのだ。外出時は凍結防止モードにして、全時間5度に設定すればOK。
寒い地方ならではの仕様と言える。


コントローラーの電池が切れかかっていたのはUKっぽいご愛嬌として、電池も入れ替えたのでこれから冬にかけて活躍してくれるだろう。
ガス代が若干心配だが…。その分夏のエアコン代が不要なので、トントンかな。


写真はドラマティックトーンで撮ったストーンヘンジ。より迫力が増すね。



<今日の英語>−クレームを言う時に−

I hope you can help me. : 力になって頂けると思います。
I really appreciate your help on this. : この件に関するご協力、本当にありがとうございます。


本来はクレームなので相手に向かって強硬に出たいところだが、そうではなく相手に対する敬意を示すことが大事とのこと。
相手を尊重しつつ、言いたいことはしっかりと言うという 「Be firm, but polite.」 の姿勢が重要。


さて。明日は火曜日。嫁さんのお母さんも遂に帰国日を迎える。
誰かがいるときはいつも賑やだから、明日の夜から静かになってしまうな。
暫く来客の予定もないし、これで一区切りだね。切り替えて新しい一歩を踏み出さねば。


では。

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