ウインターセール

今週末は珍しく何も予定がなく、今日は嫁さんと2人でゴルフショップやショッピングセンターへ買い物ツアー。

ロンドンは現在冬のセール時期。欧州各国では冬と夏の2回セールがあるのが基本で、イギリスの場合は冬はクリスマス直後から始まる。
国によっては1月末頃から始まるなど、時期は多少前後する。
イギリスのセールはそろそろ終盤に差し掛かり、セール開始直後に比べさらに値段が落ちてきている。

…というわけで、最近は色々と買い物が続く。

クリスマス前にアウトレットのセールに行ったのを皮切りに、服やテニス用品、ゴルフ用品など幅広く購入。

今日はそのうちの一部をご紹介。


まずはゴルフ用品。


一番右のPINGG20ドライバーは以前書いた通り
まあ買ったのはセール時期じゃないけど、型落ち直前で安かった。(299ポンド⇒199ポンド)

右から二番目が年末に買ったTaylorMadeのRBZ(Rocket Ballz)フェアウエイウッド。
抜群の飛距離性能で2012年最大のヒット作。テーラー契約外のプロも挙って使用して話題になった。

ロフトは3HL。HLは High Launch (高打出し角)の略とのこと。16.5度あるので、実質的には4番(バフィー)かな。
表記を4Wにしなかったのは、「俺はスプーンを使いこなせるぜ!」というアピールをしたい見栄っ張りの人のためかしら?


このクラブはちょっとエピソードを持っているのでそれも書いておく。

事前に色々調べて、このクラブに当たりをつけたものの、ショップで試打した結果、オリジナルシャフトは軽すぎたので、
ネットで カスタムオーダー した一品である。

ネットショップは沢山あっても、カスタムオーダーの応じてくれる店はほとんどない。
しかも3店見つけて、1店は悩んでいるうちにセール時期に入ってしまい、カスタムは受け付けなくなってしまった。
残る2店のうち、値段の安い方はメールで質問しても返事がこなかったので、あまり対応がよくないなと思って却下。

もう一方の店は少し高かったので、
「もっと安い店あるんだけど、値下げしてくれない?」
とメール頼んでみた。
返ってきた返事は、
「カスタムオーダーは値引きはできない。うちは品質とサービスに自信を持っている!絶対後悔させないぜ!」
という強気なもの。

値段はまだしも、確かにメールのレスポンスは早かったので、希望のスペックについて色々と質問してみる。

1. シャフトにALDILA のRIP PHENOM 70は選べるか?(ALDILA RIP PHENOM 70は同じテーラーのR11Sシリーズ用のシャフト)
2.Lengthを標準より1インチ短くできるか?(トータル42.5インチ仕上げ)
3.その状態でフレックスをXにしても問題ないか?
4.グリップをGolfPrideのツアーベルベットに無料で交換できるか?

1のシャフトは重さとトルク、調子が自分好みだったので。シャフトのコスメはR11Sになってしまうようだが、性能には影響なし。
2は今使っているお気に入りの5W(NIKEのSQ2 Square TourAD N65GT)が42インチなので、そこに繋がる4Wだと+0.5インチが妥当。
地面からの使用も想定しているので、短い方が扱いやすいし。
3は元々振動数的には柔らかめのシャフトみたいなので、1フレックス上げてみようかと。
4はなるべく他のクラブとグリップを揃えておきたいので。

そして回答は、1、2、4については問題なし。ただし3については、

「1インチ短くしてXなんてとんでもない!」

と、ドラクエで大事なアイテムを捨てようとした時のようなコメントを頂戴してしまった。
店員曰く、プロ並みのスイングスピードが必要だとのこと。(当然ながら同じシャフトなら短くした方が硬くなる)

そうまで言われてはXは選べないので、Sにしようかなと思いつつ、他の店ももう少し探してみたかったので「ちょっと考えるわ」と送信。
すると

「うちのサービスレベルを信じてくれ。他のどの店が土曜日のX-Factor放映中のこの時間に質問に答えてくれるだろうか?」

とまたオモロイ返事。

X-Factorというのは、こっちで大人気の歌手オーディション番組。日本で言うとモー娘。を生んだ昔の「浅ヤン」みたいな感じ。
毎週土曜日放送の超高視聴率番組で、週明けの一般新聞に結果が載る位の国民的番組。

まあ色々教えてもらったし、そこまで言うなら買ってあげようかと2日後に注文。
すぐに連絡が来て、聞いたスペックでメーカーに注文したとのこと。カスタム処理自体はテーラーの工場で行われるようだ。
それならどこの店を選んでも品質全然関係ないじゃん! …という突っ込みはしないでおこう。


そして約1週間後に配達。日本のような時間指定はできないので、嫁さんに一日家にいてもらう。
仕事から帰って開梱&ご対面。おお!なかなかいい感じに仕上がっているじゃないか。

取り出してアドレスを取ってみる。うむ、扱いやすそうないい長さ。
続いてそのままワッグルしてみる。


フリフリ…


フリフリ…



…おや?



フリフリ…。



…柔らかい…



これじゃ頼りないな…。やっぱり当初の予定通りXにしとけばよかったか?…とシャフトに書かれたフレックスをチェック。


そこには…






しっかりと "R" の文字。 (RはRegularの略)









おい〜!!!!!!!!(江頭風)




そこは間違えちゃいかんでしょ…。

と言うわけで、「品質とサービスに自信アリ」 の看板は脆くも崩れ去っていったのであった。


すぐに店に連絡。証拠写真も添付して、即時対応してくれるように依頼。
店曰く、店側としてはちゃんとメーカーに注文したという。メーカー側のミスらしい。にしたって一度店に届いてるんだからちゃんとチェックせーや!
急いで再注文するが、届けたクラブを送りかえす必要があるので、配送して欲しいとのこと。

「当然着払いでいいんだよね?」と聞くと、 「着払い?何それ?」 という返事が…
どうやらイギリスには「着払い」というサービスはないらしい。

結局、店が契約している配達会社のトラックが家まで取りにきてくれるということで決着。料金は店が先払いするので払う必要はないとのこと。

すぐに送り返したが、クリスマス休暇を挟んでしまい、こっちの旅行もあって結局受け取れたのは12月26日になってしまった。

初打ちは年明け1月5日。その翌日には初ラウンドに帯同させた。
幸い、結果は上々。普通に打って狙い通り230ヤード位の距離を稼ぐことができる。

旧モデルより17ヤード飛ぶが売り文句のクラブだったので、普通の3Wじゃ飛び過ぎてドライバーとの差が出にくいだろうという予想的中。
ロフトもあるから球も上がるし、シャフトが短いから地面からも打ちやすく、グリーンで止まる球が打てる。
ドライバーで250、この新4Wで230、5Wで210という見事な飛距離階段の出来上がり。いい買い物だった。


おっと。RBZネタで盛り上がり過ぎてしまった。
並び順がわからなくなってしまうと思うので、写真を再掲。


RBZの隣にウエッジ2本。クリーブランドのCG16ブラックパール のロフト52度と58度。
58度を先週買っていい感じだったので52度も購入。間もなく後継機が出るので超格安の49ポンド、更に週末セールで10%オフ。

ウエッジはゴルフを始めて1年位の頃から今までずーっとクリーブランドの伝説の名器・TA588を使ってきた。
多分、ある程度昔からゴルフをやってる人なら一度は試したことがあるだろうという、天才ロジャークリーブランドの傑作。

ベストセラーモデルで長年作られてきていたので、値段はこなれていて当時で1本8000円位だったかな。
同じシリーズで47、51、56、57と4本保持。56と57はバウンス角が大分違って、56の方がバウンス強めでバンカーショットが楽。
日本では56をメインに使っていたが、こっちは芝が薄く砂が軽いのでローバウンスの57度をメインにしている。

特に不満はないが、大分溝が削れてきたのと、ウエッジこそミスに寛容なキャビティタイプがいいのではないかという気がしたので。
溝規制ができて古いウエッジは禁止されたっていうのも一応あるが…まあ競技にでるわけじゃないからそれは別にいいけどね。
TA588はノンメッキなのでほっておくと錆びるし。今度は軟鉄じゃなくてステンレスだから錆びない。
軟鉄⇒ステンレスで打感が若干心配だったけど、まあそんなに気にするほどではなく。面安定性の方が重要。

でも51と56 or 57はこれでリプレイスできるけど、47はどうしようかなあ…。とりあえずそのままでいくしかないか。


ウエッジの上に乗っかっているのは、RBZ購入記念で買ったバイザー。10ポンドで安かったので思わず。

これでセッティングは

1W: PING G20 9.5
4W: TaylorMade RBZ 3HL 16.5
5W: NIKE SQ2 Square 19
UT: NIKE SQ Mahhspeed 24 (or 21)
5I-PW: Callaway Legacy 2008
AW: Cleveland TA588 47
AW: Cleveland CG16 52
SW: Cleveland CG16 58
PT: TaylorMade Rossa Spider itsy bitsy

という感じ。ウエッジとパターは適当に使い分けると思うけど…。にしても全然統一感がない(笑)

ゴルフグッズはこの他ポロシャツ2枚、カーディガン1枚、ズボン2本を購入した。


続いてテニスグッズ。シューズが大分ヘタってきたので、新しく購入。50%オフの40ポンド。
サークルで使っているコートはハードコートであまりグリップ力とか関係ないので、デザイン的にちょっと攻めてみた。


奥にあるシューズケースは靴に付いてきた。珍しいね。
ウイルソンのテニスシューズは初めて買ったけど、ハードコートでやる分には問題なさそう。日本のオムニだと多分滑る。

テニスでは、4年ぶりにラケットも購入。DUNLOPのBIOMIMETIC M3.0。
ネットで買ってまだ届いてないので実物の写真はないけど…ショップの写真はコレ

学生時代に使っていた、DUNLOP史上に残る 名器300G の流れを汲む後継機。
去年秋に出たばかりの最新モデル。
日本で買うと定価で3万以上、市場価格で2万5千位するけど、元々イギリスメーカーだからかかなりお買い得なお値段。

本当は1つ前のモデルを50ポンドで買おうと思っていたんだけど、グリップサイズがなくて…。
価格は倍位するけど、吊るしで張られているガットを張り替えたら30ポンド位かかるから、大差ないかなと。

日本だとある程度ちゃんとしたラケットはガットなしの状態で置かれていて、買う時に自分好みのガット、テンションで張り上げてもらうのが一般的だが、
こっちだと基本的に ガットが張られた状態で 売られている。(ステンシルマーク付)
もちろん、売られるまでに相当時間が経つから、テンションも落ちるしあまりいい状態ではない。
でもそれ以上に「すぐに使える」ということが重要なんだろう。

ゴルフで売り物のクラブを試打できるとか、スポーツ用品の売り方も所変われば変わるものだね。


続いてアパレル関連をザッと。

まずは靴。3年位履いて踵に穴が開いてしまった普段履きのバッシュというかスニーカーの替えにコレ。70%オフで18ポンドという爆安価格。


続いて、こっちは多分10年近く履いていたビジネスカジュアルにもイケるタイプの靴の替え。50%オフの25ポンド。


そしてファッションの幅を広げるため、ポロ・ラルフローレンのダウンベスト。50%オフで100ポンド。


最後にセール品じゃないけど、先日紹介したアイスランドで買った66°NORTHのマフラー。きっと近い将来日本でも流行るハズ!流行を先取り〜


これでもう一通り買ったかなあ…。あとは一番寒い時期に着るダウンをそろそろ新しくしたいなあ〜という位か。
来週あたり街に出てみようかな。


<今日の英語>−電話を転送−

put Aさん through to Bさん

Could you put me through to Mr. White?
ホワイトさんに繋いで頂けますか?


さて。久しぶりにのんびりした週末も終わり。明日からまた1週間。
日本からの出張者が来るのでその対応もあるし、上海とのTV会議とかUATのサポートとかプロジェクトの方もドタバタしそうだ。
1/29にQPR対マンCの初プレミア観戦に行くことになったので、それを楽しみに頑張ろうかね。


ではでは。


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