雪景色

ロンドンは今週末寒波に襲われていて、金曜日から断続的に雪が降っている。

緯度的には東京より大分北に位置するが、暖流のおかげで冬の寒さは東京ほどではなく、通常は積もるほどの雪は年に1〜2回しか降らない。
ところが今回は今日で3日連続、予報では明日も雪とのこと。
昨日の日中は止んでいたが、夜からまた降り始め、一旦は融け始めた雪の上に積もって今朝家から見える景色は一面の雪化粧。


昨日の時点でも車がこんな感じ。落とすのが大変だった。


おかげで土日は完全ひきこもり…。こんなに寒くちゃどこにも出る気にならないね。
逆に街とか行ったらすいてるんだろうけど。

嫁さんが始めた日本クラブ主催のゴルフレッスンも中止になった。
(元々は水曜日だけど来週分を土曜日開催の回へ振替予定だった)

雪がやんでたら今日は練習場に行こうと思ってたけど今のままじゃ無理かな…。


そう言えば先日注文したニューラケットが到着。BIO MIMETIC M3.0。
全豪でイギリス期待の女子選手、ヘザー・ワトソンがF3.0を使ってた。男子だとフェルナンド・ベルダスコがM3.0使用。
水曜日に来たけど誰も家にいなかったので近所の引取所まで昨日取りに行ってきた。


ヨネックスのタオルはサービス品。ボールとかいくつかのオプションから選択。ボールとタオルならタオルでしょう。
本当は土曜日のテニスでデビューさせる予定だったのに、そっちも中止で残念…


話は変わって、先週水曜日に プレミアリーグ初観戦 に行った件。チェルシーサウザンプトンスタンフォードブリッジ。
チケットは紆余曲折あって、会社の先輩から頂いた。

スタンフォードブリッジは本当にロンドンの中心部にあって、会社から30分程。日本だと国立競技場のような位置関係かな。
ベストな交通機関は地下鉄。
途中から 大量のチェルシーサポーターが押し寄せ、普段は滅多に満員にならないロンドン地下鉄が日本の通勤電車さながらの混雑に。

最寄駅で降りると、既に騎馬警官隊が配備され警戒にあたっている。
当然、 馬糞 もあちこちに落ちていので、こちらも警戒が必要だ。

スタジアムまでは徒歩5分もかからない距離。
しかし、ベルリンで見たブンデスリーガと違い、試合前だというのにスタジアム周辺は 異様な静けさ
いや、人は沢山いるんだけどね…

ニューイヤー花火の時も思ったけど、基本的にロンドンの人達はバカ騒ぎしない。
一般的にはドイツ人の方が固くて真面目なイメージだけど、実際には(少なくともイベント事に限っては)
イギリス人の方がそのイメージに近い 気がする。


ともあれやってきましたスタンフォードブリッジ。壁には "2012 Champions League Champion" のポスターが。


1876年に設立された歴史あるスタジアム。収容人数は42000人弱でさほど大きくはないが、都市部ということもありこれ以上の拡張は無理だとのこと。
そして平均入場者数は収容人数とほぼ同じ。つまり ほぼ毎試合満員になる ということだ。流石ロンドン屈指の人気クラブ。


入場前にスタジアム前の出店で腹ごしらえ。
バーガーとチップスを注文。しかし、バーガーは本当に パンとハンバーグのみ
その他のトッピングは一切なし。味付けも全て自分何人かが「ハンバーグ with オニオン」と注文していたので、玉ねぎは頼めば入れてもらえる模様。
でも初見でその注文はできないよなあ…。メニューのどこにも書いてないし。


お腹も満たされたところでいよいよ入場。

プレミアの座席は全て指定席。アルコール類の座席エリアへの持込は禁止されている。
今回の席は、なんと 前から4列目 という超至近距離。


元々ピッチと観客席が近いスタジアムなので、手を伸ばせばスローインする選手に触れそうな距離。
しかし、逆サイドのゴールは非常に見づらい…。また、排水のためかピッチの両サイドが低くなっていて、反対側のタッチライン周辺も見づらい。

アウエー寄りの席だったので、サウザンプトン側の選手のアップ風景が目の前になる。
…ということは、この人が目の前ということ。


日本代表DF・吉田麻也選手
去年オランダから移籍してきて、レギュラーに定着。下位に沈んでいたチームの立て直しに貢献している。
身長190以上あるのでプレミアでも見劣りしない立派な体格。

FWの 李忠成も所属している が、この試合はベンチ外。現状ではかなり厳しい立場に立たされている。

一方のチェルシーは言わずと知れたスター軍団。
スタメンにはチェフ、アシュリー・コールランパードファン・マタ、エディン・ハザード、オスカルなど世界的に名の通った選手の名前が続く。
ここにこの冬の市場でニューカッスルから移籍してきたデンバ・バが加わり、前線の破壊力はプレミアでもトップレベル。

控えも豪華で、特にこの2人。


ランパードと並ぶチェルシーレジェンドの ジョン・テリー と、貴公子 フェルナンド・トーレス
この2人がベンチにいるクラブってねえ…。まあテリーは怪我だから仕方ないにしても。

試合はチェルシーデンバ・バのスーパーボレーで先制。(最後に体を投げ出した吉田に当たったかも)
続いてハザードのこれまた見事な左足ボレーで追加点。前半を2-0で折り返す。

ちなみに、試合中のスタジアムも静か
サポーターのチャントがこだまするバルサとか、DJがけたましく叫ぶブンデスとか大違い。
チェルシーはロンドンの高級住宅街にあるチームで、富裕層のサポーターが多いというのもあるかもしれないが…


後半に入ると流れは一転、サウザンプトンが攻め立てる。
1点を返し、盛り上がるアウエーサポーター。アウエーまで駆けつけるサポーターは流石に熱い。試合中ずっと立ちっぱなし、歌いっぱなしだった。

そして後半残り10分を切ったところでサウザンプトンが同点に追いつく。
優勝したかのように喜ぶサポーター、そして選手。
なんと キーバーを除く10人全員が サポーターの前に集まって歓喜


遥か格上のチェルシー相手に、しかもチェルシーのホームで2点差を追いついての引き分けというのは勝利に等しい価値があるということだろう。
試合はそのまま終了。そしてまた大人しく帰路につくサポーター達。なんて上品なんだ。

スタジアムを出たところでサウザンプトンサポーターに遭遇。
そして チェルシーサポーターを煽る という、
場所が場所なら殺されてもおかしくない暴挙 に出る。


しかし… 全く相手にしないチェルシーサポーター
もはや聖人の域か?


心配された帰りの地下鉄も、試合日は増発しているらしく、ほぼ立ち止まることすらなく順調に乗車。
ここでも押し合いへし合いにならない落ち着きっぷり。日本人の方がよっぽどエキサイトするわ。

今回は全4ゴールとも、自分たちの目の前で見ることができるという幸運。
反対だったらテレビで見てた方がよかったということになってたね。


<今日の英語>−会議のコントロール

1.割込みに対処する

  • I don't think [name] has finished yet.

まだ〜さんは話し終わっていないと思います。

  • Could you let [name] finish, please?

〜さんに最後まで話しをさせてあげて頂けますか?

2.論点のズレを防ぐ

  • I'm not sure that's relevant here.

その件は本件に関連しているとは思いません。

  • I think we're drafting off the point a bit.

ちょっと論点からずれてきていると思います。

3.議論をスピードアップする

  • Shall we move on?

次に進みましょうか?

  • Does anyone have anything else to add?

何か他に言いたいことがある方はいますか?

4.更なる議論を求める

  • We need to look at this in more detail.

この点をもう少し詳細に見てみる必要があります。

  • Perhaps we should discuss this a bit more.

恐らくこの件をもう少し議論すべきでしょう。

5.議論をまとめる

  • Let's go over what we've agreed.

我々が合意したことを確認しましょう。

  • Ok, to sum up then...

では、まとめますと…


そう言えば昨日の夜(というか今日の朝)錦織対フェレールの試合観てたけど、ちょっとがっかり。
いや、負けたことは仕方ないと思うけど…何というか、イマイチ気持ちが感じられなかった。

序盤のブレイクチャンスを自らのミスで逃し続け、あからさまに落胆の色を見せた挙句、膝の怪我も気にし始め…
まるで集中していない試合っぷり。
ミス、ミス、ミス、ミス…ひたすらミスのオンパレードで、リズムも流れもあったもんじゃない。

特に2セット目までの感じなら、いっそのこと怪我を理由に棄権して欲しかったわ。
痛いのはわかるけど、コートに立っている以上、少なくとも気持ちの上では全力でプレーする義務があると思う。
観客もあんな試合見せられたら金返せといいたくなるよ。

そのあたりのメンタル面で、まだまだ世界のトッププレーヤーにはなれないのかなと感じさせた。
もう「調子のいい時は勢いに乗って勝つ、悪い時はあっさり負ける」という若さに任せたテニスをやっているような年齢じゃないでしょ。
しかも4大大会であれはない。

実力が出せれば十分勝てるチャンスのある試合だっただけに余計に残念。


多分コーチや周囲からも少なからずその点は指摘が入るだろうし、乗り越えていって欲しいと思う。
今シーズンは始まったばかりだし、一応今回もシードキープという最低限のノルマは果たしたし。
年末にはトップ10入り、期待しています。可能性は十分あるはずだから。


ではでは。

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