プレミア観戦 QPR対ManC

2週間程も続いた寒さを凌ぎ、ようやく最近暖かくなってきた。
こんなに長いこと氷点下前後の気温が続くのは10年に1度の珍事なんだとか。異常気象ですなあ…

そんな中、昨日はプレミア観戦第2弾。

QPR(Queens Park Rangers)対 ManC (Manchester City) の一戦。

平日だがロンドンのチームであるQPRのホーム、しかも19時45分キックオフということで、全く問題ない。


QPRのホームスタジアム、Loftus Road Stadiumまでは会社から約30分。
17時半頃先輩と一緒に会社を出て、先輩の奥様と合流。嫁さんは現在ロサンゼルス逃亡中。

駅からスタジアムに行く途中のバーガー屋とFish&Chips屋で夕食を済ます。

まだ時間があったので、近くのPUBで一杯。
なんとそこは、QPRサポーター限定の店 で、チケットがないと入店すらさせてもらえないという徹底っぷり。


店内はもちろんサポーターで溢れかえっている。
過去に受賞したトロフィーが飾られてたり、歴史の古さを感じさせる。ちなみに設立は1882年。150年近い歴史を持つ。


ホームスタジアムのロフタス・ロードはその郵便番号から「W12」という愛称で呼ばれているらしく、QPRのHP上でも、「Access to W12」と表記されている。
わかりづらいわ!!


店内にはダーツボードも。


ところで、店に入る前に、店員に「South Korea人か?」と聞かれた。
中国人と間違われることはあっても韓国人と間違われることはまずない(数が少ないので)ので、不思議に思ったが、少し考えて合点。


QPRは韓国の英雄 パク・チソン が所属しているチームだった。しかもキャプテン。
パク・チソンを応援しに、日頃から沢山の韓国人サポーターがやってくるんだろう。確かに周りにも韓国人風の人が多い。
日本人が香川や吉田や宮市を見に行きたがるのと同じ感覚か。


19時近くになったので、スタジアムに移動。
正面からスタジアムは、まるで オフィスビル かのような佇まい。


チェルシーのホーム、スタンフォードブリッジも小ぶりなスタジアムだが、
このロフタス・ロードは 収容人数が2万人に満たない 超小規模スタジアムである。
スタンフォードブリッジは4万人超の収容力)


狭い立地に建てられ、観客席の角度はかなり急な上に鉄骨剥き出しのいかにも簡易な作り。
無理やり増設した感が凄い。

それでも近い将来に3万人以上が収容できるように改修するという。いったいどうやってここに1万人分の席を追加するのか…


今日の席は後ろから2番目。前から4番目だった前回とは対照的だが、そもそもが小さいので全然問題なく、むしろかなり近く感じる。


最前列から撮るとこんな感じ。小ささがわかると思う。


そして今日見に来た最大の目的は、アウエーの方のマンC。スター選手揃いなので、それを見るだけでもチケット代の価値がある。

GKはイングランド代表 ジョー・ハート


FWはアルゼンチン代表コンビの アグエロテベス にフランス代表 ナスリ のチビッ子3トップ。


ちょっとブレちゃったけど、左からスペイン代表司令塔 ダビド・シルバイングランド代表 ミルナー、同じくイングランド代表 ギャレス・バリーボランチコンビ。
後ろを向いてる坊主頭がフランス代表の左サイドバック・ クリシー
そして上にも出てるアグエロとナスリ。


名前だけ聞くと物凄いメンバー…

残念ながら問題児バロテッリは直前で移籍がほぼ決まり、ACミランへメディカルチェックに行ってしまって不在だった。
最後に一目見たかったなあ…


一方のQPRも、地味ながら実力者を補強していて、顔ぶれだけなら最下位はおかしい。GKは ジュリオ・セザール だし。
もちろん、アジアの英雄パク・チソンの姿も。


試合はやはりマンCが押し気味にすすめるものの、引き気味のQPRの守りを崩せない。
先日の大雪の影響もあってやや荒れた芝と、シトシトと降る霧雨のせいでぬかるんだピッチでは、スター軍団のテクニックが十分に発揮できない様子。

そうなるとチビッ子FW3人のマンCも決め手に欠ける。

ただし、シルバだけは別。
一人だけ別次元のテクニック で、このコンディションの中で足に吸い付くようなボールコントロール
激戦区のスペイン代表にあって、レギュラーを掴んでクアトロ・フゴーネス(4人の創造者達)と言われただけのことはある。
(他の3人はいずれもバルセロナのシャビ、イニエスタセスク・ファブレガス

カンプノウでのバルサ戦で、イニエスタを観た時と同じような衝撃だった。


膠着状態の試合にあって、マンCは度々左サイドからチャンスを作る。
ゴールライン付近まで攻め込んでマイナスのクロスという型を何度も繰り返し、ミルナーのヘッドがバーを叩く場面も。

ただ、今日のMVPはQPRの守護神ジュリオ・セザール。華麗なセーブ連発で、軽く3点分は防いだと思う。
インテル&ブラジル代表正ゴールキーパー の肩書は伊達ではない。


一方のマンC守護神ハートも魅せる。
押され気味の展開から繰り出される数少ないカウンターアタックからのピンチを冷静な判断で処理。1対1の最大のピンチも左手一本で神セーブ。

両守護神の活躍もあって、何度もチャンスを迎えながら両軍無得点。ドローという結果に終わった。


得点こそ生まれなかったが、見ごたえある内容で、また熱狂的なサポーターが多くスタジアムはチェルシーの時よりも盛り上がった。
審判の不可解な判定に苛立ったサポーターが、観客席に飛び込んできたボールをマンCの選手(バリー)に全力で投げてぶつけるという事件も…

幼稚園児位に見える可愛いボールボーイがいたり、こっちのサッカーでは珍しくマスコットが出てきて会場を盛り上げたり、
プレー以外のところでも色々と楽しめるイベントだった。


試合終了後にお互いの健闘を称えてユニフォーム交換をするセザールとハート。君らは本当に頑張ったよ。


終了後は大人しくスタジアムを出て地下鉄で帰宅。
さほど混まないのが日本と違っていいところ。22時半位には帰宅できた。


<今日の英語>−2つの文の論理関係を表す副詞−

otherwise : さもないと
however : しかしながら
furthermore / moreover : さらに
besides : そのうえ
therefore / thus : したがって
hence : それゆえ
nevertheless : それにもかかわらず
nonetheless : それでもなお

月報を書いているときなどに苦労するのでまとめ。

ポイントはこれらはあくまで「副詞」であって「接続詞」ではないということ。
文頭などにおいて前文との関係性を表すことができるだけで、but や and のように2つの文をまとめて1文(1センテンス)にできるわけではない。

ex)
○ I have a pen, but the pen is broken.
× I have a pen, however the pen is broken.
○ I have a pen. However, the pen is broken.


さて。今週もやっと折り返し地点を通過した。
金曜日には久しぶりのゴルフレッスンの予定もあるし、週末と合わせて楽しみにして頑張ろう。

ではでは。


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