【旅行】 アイルランド&北アイルランド その2
アイルランド島2日目。今日はいよいよメインイベントとも言えるギネス工場見学。
9時半オープンなので9時頃に出られるように起きて朝食。
ホテルの朝食はパン、シリアル、チーズにコーヒー、ジュース、フルーツ、ヨーグルトという典型的な欧州ホテルのスタイル。
チェックアウトして外へ。
朝のホテル前の風景。目の前をトラムが走る。
30分程歩いてギネス工場に到着。ビール工場見学はデンマークのカールスバーグ工場以来。
営業開始直後だが、昨日やってなかったこともあって結構な人。チケット売り場は長蛇の列。
しかしネットで予約してあったのでチケット受取機で並ばずにGET。
ビル内には大きなオフィシャルショップ。色んなジャンルのグッズが並ぶ。ここは最後に立ち寄ることにする。
見学を始めて最初に展示されているのは原材料たち。麦はもちろん、苦味、香り、泡に重要な役目を果たすホップの実も。
材料の後はギネス社の歴史。創始者のアーサー・ギネスさん。美味しいビールを生み出してくれてありがとう!
元々ギネスさんはエールビールを製造していて、途中で 麦芽にする前の大麦を焙煎する方式 に切り替えたらしい。
この方式がギネスビールの大きな特徴だが、その方式に至った詳細は不明。
当時は麦芽に税金がかかったので、それへの対策という説もあるが定かではないようだ。
このギネスビールの大量生産にのりだしたのは1759年のこと。
ちなみに、ギネスさんが最初にエールビールを作り始めた時、
使われていない醸造所を 年45ポンドで9,000年間の 賃貸契約をした。
9000年って…。借りる方も借りる方だし、貸す方も貸す方だ。
当然今でも契約は有効だと思うが、買い取ったのか、45ポンド払い続けているのかは定かではない。
続いて製造工程の説明。でかい窯やら樽やらが登場。
最終ステップでは「こうしてできあがりました」ということで出来立てを試飲。
出来立てだから新鮮で美味い…気がする(笑)
そこから先は周辺機器というか、付加情報が色々と。
これはギネスを運んでいた船の模型。木の樽で揺らしたら炭酸抜けたりしないのかね?
工場には数々の著名人も見学に訪れているらしい。N倉…じゃなくてオバマ氏も。
ギネスのシンボル、ハープはアイルランドの国章なんだそうだ。日本なら菊の紋を入れたみたいなものか。
ギネスの正しい注ぎ方も。
二酸化炭素だけでなく窒素を加えることで、ギネス独特のきめ細かい泡ができるらしい。
ギネスはグラスに注いだときに大量の泡が発生するため、注ぎ終わってから泡が落ち着くまで間を置くサージングという行程が欠かせない。
そのこともしっかりと記載されていて、1パイントを注ぐのに119.53秒かかる と書かれている。細かすぎ。
展示の最後の方では歴代のCMやらの広告活動の歴史が紹介されている。ギネス社はその独特の広告も有名。
有名なオームのキャラクターや、 「Guinness is good for you」 などの様々なキャッチコピー、そしてテレビコマーシャルを駆使した。
もう一つは、ギネスビールそのものだけでなく、「アイリッシュパブを箱ごと輸出する」 という大胆なアイディア。
飲み物だけではなく、室内の装飾、食事、サービス、音楽など、飲み物以外の他の要素もアイルランドに近づけた形で各国にPUBを作るというやり方である。
味だけでなく、こうした巧妙な営業活動の賜物として、現在では 世界150ヵ国以上 の国で愛される世界的なブランドになったのだ。
そして見学ツアーの最後にはもちろんコレ。
ビルの最上階、パノラマビューでのギネスビール!
サージングをジッと待ち…
工場とダブリンの街並みをバックに乾杯!!
いやー天気もいいし最高だった!こんなに美味いビールはそうそうないね。
1パイント半飲んで酔っ払った後はお土産タイム。大量のギネスグッズの中から選ぶのは至難の業。
結局自分用はマグカップとゴルフのグリーンフォークにした。
マグカップはパッと見ギネスビールを飲んでいるように見える。会社で飲んだら怒られるかしら(笑)?
ギネス尽くしを満喫した後は、テンプルバー地区に移動して昼食。
昨日食べなかった牛肉のギネス煮込みシチュー。そしてギネス(笑)
シチュー美味っ!!
ギネスは工場で飲んだやつの方が美味しかった気がするのは飲み過ぎだからか?
ベルファスト移動前に街中の土産物屋に入り、ここでもギネスグッズを購入。工場にはなかった品も置いてあった。
タオルセットとか小物入れとか。小物入れはゴルフのティーやマーカー入れとして使う予定。
やや時間があったので、電車の出発まで駅のカフェで時間を潰し、いざ電車に乗り込む。
2等車だけど、車内は十分綺麗。19ユーロなら十二分。
北アイルランドに入り風景も大分田舎っぽくなってくる。
約2時間の旅を終え、ベルファスト中央駅に到着。
北アイルランドは ガイドブックも何も持ってこなかった ので
(アイルランドは先輩から英語版ガイドブックを借りてきた)、とりあえず駅で地図をゲットして街へ出る。
あまりに旅行に行きすぎて感覚が麻痺してきてるね。日本国内の旅行よりも無計画 だ。
まずは夕食を…と街の中心部へ。立派なシティホール。
ザッと散策したが、イースターだからかあまり店がやっていない。
仕方なく一旦ホテルに行って、近くのおススメレストランを聞いて行ってみることにした。
中心部から歩いて20分位でホテルに到着。
やや遠いが、非常にいいホテルで、UK国内のホテル人気ランキングベスト25に入っているらしい。
北アイルランドでは唯一のランクイン なんだとか。
広くはないが非常に綺麗な客室。
浴室にはバスタブと、充実したアメニティ。なんと バスソルト まで置いてある。これは初めてだなあ…
荷物を置いて、夕食へ。フロントでおススメのレストランを聞く。
スタッフの受け答えもとても丁寧で好感が持てる。やや訛りが強いのは地域柄仕方ないか。
(北アイルランドの英語はスコットランドとイギリス北部の混ざったような感じで、聞き取りづらい)
紹介された、ホテルとPUBとレストランが混ざったところのレストランに入り、迷った挙句北アイルランド産の牛肉を使ったステーキをチョイス。
飲み物はローカルビールだと言われたHarpというビール。
後で調べてわかったことだが、このHarpもギネス社製 だった。スタウトビールだけでなく普通のビールも作ってるのね。
ギネスの重厚な味と違い、Harpは表面に氷が張る位キンキンに冷やされてサーブされてこともあって、スッキリとした味。
夏に飲んだら気持ちよさそう。
ステーキはボリュームもあって美味しかった。でもペッパーソースにもう少しパンチが欲しかったかな〜
お腹一杯になってホテルに戻る。
バスソルトを入れたお湯に浸かり、歩き回った一日の疲れを取る。
最終日の明日はベルファスト観光予定だが、全くのノープラン。
世界遺産のジャイアント・コーズウエイに行こうかと思ったけど、日曜日は直通バスが出ておらず、ツアーのみ。
ツアーだとベルファストに帰ってくるのが遅くなってしまうので、飛行機に間に合わない恐れが…
朝起きた気分で決めることにして、就寝。
とりあえず天気が引き続きよいことだけを願ってる。
では。
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