肉々しい夜

木曜日。今朝も気温は低く、ぐずついた天気。ただ、通勤時は降ってはいなかったのが救い。

普段朝はKindleで読書だが、今日は昨日のチェルシーバルサがどう報道されているか知りたくて新聞にした。
やはりチェルシー側はしてやったりの口調。ボールを持たれるのは予定通り。狙い通りの勝利だったと。

さてセカンドレグがどうなるか…。あのカンプノウの雰囲気は凄いからなあ…。
観客も満員になるだろうし、チェルシーの選手達がプレッシャーに耐えて守り切れるか。
DFラインで言うとケーヒルあたりは場馴れしてないから浮き足立つかも。前半でバルサが先制できれば一気に行く気がする。


最近仕事が落ち着いてきたので、帰国までに自分でタイムマネジメントをして仕上げてくれと言われているタスクに着手。

簡単そうな響きだが、実態は 勤怠管理システムの構築 とかなりヘビーである。


現状、毎日の勤怠は日本と違ってExcelで管理されており、システム化の要望は自分が来る大分前から出ていたらしい。
イントラ上にスクラッチで構築予定だが、既に開発ベンダーには費用は支払い済で、あとは実際の開発作業を実施するのみという状況。

面白いのは、 要件も仕様も決まっていないのに開発費が支払済 ということ。

開発会社の見積りらしいが、どうやって見積もったんだろうか…


勤怠管理システムの仕組みというのは、少し考えればわかることだが、かなり複雑である。
プロジェクトとの紐づけや残業時間の管理、有給消化・支給日数の管理、承認フロー等々…

ちゃんと作ったら数千万はくだらないシステムになるだろう。

正直、開発会社の担当は 勤怠管理システムを舐めている としか思えない。
後で泣きを見ても知らないぞマイケル…


パッケージや基盤系のサポート業務に比して、こちらのアプリケーション開発はまだまだ日本のようなしっかりとした管理体制になっていないのが現状。
UK全体の問題なのかはわからないが、属人的な部分も多く、改善点は多いと感じている。

そもそもまともにアプリ開発をしたことがあるメンバーがほとんどいないんだから、仕方ないのかもしれないが。
貴重なアプリ系エンジニアとして帰国までに少しでもトランスファーできれば。


昼食時は雨が激しく、弁当を買ってきてビルの休憩所で食べた。
トンカツ弁当。£6.4。豚だけでなく、鶏肉や牛肉、鮭のフライのカレー、サンド、弁当があるお店。トンカツはかなり美味しい。

実際には 買いに行く途中で雨は止んでしまって快晴になった んだけど…。これぞUK。


午後は提案書の修正。
最初から英語で書くと時間がかかるので、まずは日本語レベルで認識を簡単に合わせ、そこから英訳する方針に変更した。


夕食はみんなでパリに本店があるというステーキ屋へ。

このお店は非常に面白い仕組みで、なんとメニューは1種類しかない
ズバリ、ステーキのみだ。(厳密には前菜のサラダと付け合せのポテト付)

こちらが選べるのは焼き方のみ。
それも中間(ミディアムレアなど)は選べず、レア・ミディアム・ウエルダンとそして 「ブルー」 のみ。

「ブルー」というのは、Wikipediaによると「限りなく生に近く、片面または両面を数秒程度焼いた状態」らしい。
レアよりもさらに生焼けということか。それはちょっと…

サラダはマスタードドレッシング。程よい辛さで美味しい。

そしていよいよお肉の登場。
ウエイトレスがトーション(ナプキンのような白いアレ)で皿を持ってきたからそういうサービスマナーなのかと思いきや、
何のことはない、単純に 皿が滅茶苦茶熱い!
火傷しそうなレベルだった。

肝心の肉は柔らかく、これまた独特のカレー風味のソースとマッチして大変美味しい。

山盛のポテトも美味しく食べ、皿が綺麗になったところにウエイトレスが登場。

何と お肉のお替り である。


肉に続いてポテトも復活し、目の前の皿はまるで時間が戻ったかのような状態に!これは驚きのサービス。


まあ実際には「お替り」ではなく、一度に出すと後半肉が冷めてしまうから、わざわざ2回に分けてサーブするということらしいが。
それでも仕組みを知らずに初めて来たらビックリするだろうなあ…

オリジナルデザートとコーヒーを頂き、満腹で帰宅。

サラダと肉×2で£21はお値打ち価格。(ドリンクとデザート別料金)
実際、かなり人気のある店らしく、帰る頃には行列ができていた。


帰るとテレビではヨーロッパリーグAマドリードバレンシアが。
チャンピオンズリーグもベスト4にスペインから2チーム(レアル&バルサ)残り、ヨーロッパリーグに至ってはベスト4に3チーム(Aマドリードバレンシアビルバオ)。

2006/07から3シーズン連続で、チャンピオンズリーグベスト4のうち3チームがプレミア勢になって、「世界最強リーグ」と言われていたが、
今季に限っては結果から見るとリーガエスパニョーラが世界最強リーグということになるね。
レアルとバルサの2強のイメージが強いけど、他のチームも十分実力がある模様。
逆にその2強がどれだけ凄いか際立たせるなあ…。


サッカーの後はテニス。今は全仏の前哨戦・モンテカルロオープン開催中。もちろんクレーコート
ちなみにこの大会は、クレーの王者ラファエル・ナダルがなんと 7連覇中 である。

クレーはラリーが続くから見てて面白いね。サーブだけでドカンと一発!で終わるのはつまらんよ。
錦織も勝っているみたいだし、頑張ってほしい!


写真はグリニッジのマーケットに出店していた 「タロット占い」 のお店。

日本だと占いと言っても手相とか水晶とか、なんか棒みたいなやつとかそういうイメージで、タロットってあまり聞かないね。
やっぱりヨーロッパはタロットなのかな。


<今日の英語>−時間の聞き方−
What time is it now?
今何時ですか?(単純に時間を聞きたい場合)

What time do you have?
あなたの時計は今何時ですか?(自分も時計を持っていて、合っているか確認したい場合など)




さて、明日は金曜日か。天気が悪いから週末のテニスはできないかもなあ…。
最後一日頑張っていこう。



では。


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