【旅行】イタリア(ローマ) その3(最終日)

月曜日。ローマ旅行も最終日になった。
昨日と同じ朝食を食べ、10時頃チェックアウトしテルミニ駅に向かう。
天気は快晴。気温は25〜27度位。3日間通じて天気には恵まれた。

とりあえずテルミニ駅前にある国立博物館(マッシモ宮殿)に行って、
ミュランの「円盤投げの少年」などを見ようと思い入り口を探す…が 見つからない!

少し離れたところにあるディオクレツィアヌスの浴場跡の方に行ってみるが、やはりこちらも閉まっている。
(ローマの国立博物館はマッシモ宮殿、アルテンプス宮殿、クリプタ・パルピ、ディオクレツィアヌスの浴場跡の4つの分館に分かれている)


入り口と思われる門に掲げられた案内板を見ると… 月曜定休 となっているではないか!
ガイドブックには無休と書いてあるのに変更になったのか…。残念。


仕方なく昨日の夜買ったバスチケットを有効活用するために、観光バスに乗り込む。
週末は通常ルートの1部が歩行者天国になるため、昨日は代替ルートでの運行だったが、今日は通常ルートを走る。
同じバスではあるが、若干違った道を見ることができるのはラッキー。さらに運よく一番前の席を確保することができた。

ヴェネツィア広場前を通ってフォロ・ロマーノを右手に見ながらコロッセオを半周。

バスから眺めるコロッセオ


ティベリーナ島前のバス停で降り、今度は船に変更。このツアーのチケットは、バスと船の共通券 になっているのだ。
バスは2時間でローマ市内を1周、船は1時間でテヴェレ川を1周する。どちらも乗れて22ユーロは安いと思う。(円高のおかげかもしれないが)

こんな感じの船。


デッキ席に座り、ティヴェレ川をゆったりと下る。


船の上から眺めるサンタンジェロ城とサンタンジェロ橋。


サンタンジェロ橋をくぐったところにもうひとつの船着き場がある。ここで降りて昼食にする。
降りてレストランを探しているところにパラパラと雨が降り出し、
レストランを決めてテラス席に座っていたところに夕立のような突然の大雨!

自らイスと机を動かして 濡れない位置まで移動する。


あまりお腹が空いていなかったので、2人でサラダとパスタをひとつずつ注文。



こっちは頼まなくてもパンが出てくる文化で、最初はサービスかと思っていたが、
しっかり1人1.5ユーロ位取られている ことが判明。

日本の居酒屋のお通しみたいなもんなのか…いらないよって言えるのかしら。

ここのミートボールスパゲッティが滅茶苦茶美味しかった。サラダもシンプルなのに美味いし…野菜は日本よりも絶対うまいわ。
あまりに美味しく、昨日の夜のバスでやられたのか、朝から調子が悪そうだった嫁さんが元気になった くらい。
何気なく店に入ってもハズレなくパスタが美味いっていうのはありがたいね。ロンドンとは大違いだ(笑)


雨もほぼ上がったので店を出てバスに戻る。15分間隔位で巡航しているので、気軽に乗り降りができる。

トレヴィの泉の前あたりのバス停で下車。そこからショッピング通りの一つ、トリトーネ通りを歩いてバルベリーニ駅まで向かう。
バスで戻ってもよかったのだが、昨日歩いて通った時に目に入った靴を買おうと思って。イタリアの靴は安くてもオシャレだからね。


しかし… 店が見つからない!

見逃すような位置ではなかったはずなのに…。2往復したが、結局見つからず。
月曜日で閉まっていた店もいくつかあったので、きっとその中の一つだったんだろうという結論になり、仕方なく諦めた。
あのとき買っておけばよかった。残念。

リベリーニ駅から地下鉄でテルミニ駅に戻り、駅ビル内を散策するもいい靴は見つからず。今回は縁がなかったようだ。


14時半頃出発の空港行きバスに乗ろうと思っていたので、14時25分位にバス停に向かう。チケットは行きの空港内で購入済。

おっ!ちょうどバスが来ている…が、遠目に見えたところで出発してしまった。
仕方ない、次のに乗るか…と思い、係員らしき人に、ここから乗ればいいんだよね?と念のため確認。

すると、「あそこで受付を済ませて来い」と言う。


…え?チケットあるのに受付が必要なの?


よくわからずも指示に従い、ブースでチケットを見せる。
「OK。3時のバスだ」の一言と、手渡された 「次のバスに乗れますよ保証券」


どうやらチケットには時間が記載されていないため、こうやって整理券を配ることで席溢れを起こさないようにしているらしい。
なるほど…

まあこれで次のバスは確保できたから土産物屋でも覗いてくるか…とフラフラしていたら、次のバスがやってきた。
あれ?随分早いね?

とりあえずバスの方に向かうと、近くで待っていた人たちがぞろぞろと集まってきた。
しかし… 手に持っている整理券の色が違う!

集まってきているのは白い整理券を持った人達で、こっちは黄色の整理券。時間によって色を分けている模様。
15時が次のバスかと思いきや、14時45分発もあったようだ。

14時45分発が出ようかというところに慌てて走ってきたおばさん2人組がいたが、「受付をして下さい」とあっさり断られていた。
既に緑色の整理券を持っている人がウロチョロしているので、多分今から受付だとよくて15時15分、15時半の便かもしれない。
今の時点で慌てて走ってきたということは、結構飛行機の時間がギリギリなんだろうと予想されるが…30〜45分後の便で間に合うのだろうか?

すぐに乗れるだろうとタカをくくっていると、全然乗れなくて大変なことになりかねない。
格安航空は乗客が来てなくても待ってくれないからね。

ローマ・チャンピーノ空港を利用される方はくれぐれもご注意を。


我々の便は少し遅れて15時10分位に出発。空港到着は15時45分位。
ビザチェックのためにチケットを出したら、17時20分だと思っていた出発時間が実はゲート開場時間で、実際は17時50分発であったことが判明。
余裕の2時間前到着だった。

小さな空港なのでセキュリティゲートの外には特に何もなく、さっさと中に入ってしまった。
免税店で時間を潰す。今回は有休を取ったので会社のメンバーへのお土産も忘れずに。

買うものも買ったので出国手続きを済ませ、ゲート前に並ぶ。格安航空名物席取り行列だ。

ゲートオープンは17時20分…のはずが、開かない。いつになっても開かない。出発時間の17時50分になっても開かない。


「安くて正確なライアンエアー のはずなのに、まさかの遅延である。

17時50分を過ぎたあたりでようやくゲートが開き、優先搭乗客からバスに乗り込んでいく。
通常はゲートからそのまま飛行機に乗り込むが、この飛行場では離れたところに飛行機が止まっているらしい。
こうなると若干最初の列が無意味になってしまうね。


それでも普通に席を確保できる位の位置ではあったため問題なし。
約30分遅れて出発。機長曰く、前の出航地の天候が頗る悪く出発が遅れてしまったことによる影響だとのこと。

出発してからは至って普通。いつも通り有料のドリンクやフードを売りに来る。遅れたんだからタダにしてくれればいいのに。

機内には パイロットの姿 も。


この飛行機のパイロット…ではなく、ロンドン発の飛行機を操縦するために移動中のようだった。普通に制服着て席に座ってるからビビるわ。

結局到着も30分遅れ、7回目のライアンエアーにして初めてファンファーレを聞かなかった。
聞かないなら聞かないで何となく寂しい気もするね。

入国審査を済ませ、ロンドンに帰還。パラリンピック期間中だからか、いつもよりも念入りにチェックされた。


シャトルバスでGoldersGreenに戻り、夕飯はインスタントラーメン。
チーズやケチャップの味もいいが、やっぱりダシの味が日本人には最高だよね。


…と言うわけで3日間のローマ旅行は色々な事件を起こしつつ幕を閉じた。
兎に角歴史的建造物が多いので、先人たちの偉業を感じたい人は是非一度行ってみるべし。観光スポットの充実度は相当なものですよ。



では。


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