【旅行】 アイスランド その1

1週間ぶりの更新は約2か月ぶりの旅行記

昨日21日をもって、今年の仕事納めとなった。
会社としての休みは英国の祝日でもある25日のクリスマスとその翌日のボクシングデーのみなのだが、有休を取得して長期休暇にした。
ナショナルスタッフを含め、ほとんどの社員が休暇を取得するので、特に後ろめたいこともない。

休暇の序盤はアイスランド旅行。今年のクリスマスはアイスランドで過ごすことにした。
オーロラ観賞と温泉 がメイン。

数年前に火山の大噴火があったことは有名だが、火山帯なので温泉が豊富に湧き出ているのだ。
世界最大の温泉、ブルーラグーンはもちろん、街中のホテルでも 蛇口をひねると温泉が出てくる という最高のシチュエーション。


アフリカ方面も検討したが、やはり年末は高いのでもう少し安いシーズンに行こうということに。
アイスランド大自然を見るなら夏がトップシーズンになるが、オーロラは冬でないと見られないので、オーロラ目的なら冬のアイスランドは比較的お得になる。
まあそうは言っても飛行機は2人で往復10万位はしたが…

出発は珍しくヒースローから、 アイスランド航空 便で。
アイスランドへ飛んでいる飛行機は少なく、いつも利用している格安航空は飛んでいなかった。

ターミナルは初めての1。ヒースローから出ていくのは4月のトルコ旅行以来だ。

空港内もクリスマス風。


ヒースローの他のターミナル(3と5)に比べやや小ぶりで地方空港のような感じ。
空港内のPUBで昼食を取り、飛行機へ。ほぼ定刻通り13時に出発。

機内は綺麗で、3席2列の小さな飛行機だが全席にエンターテイメント画面が付いている。
機内食はなく、有料での注文になるが、飲み物(ソフトドリンクだけ?)は無料だった。
メニュー上は有料っぽい書き方だったが、周りの人たちが皆頼んでいたので乗っかって頼んだら無料だった。

フライト時間は約3時間。意外なことに、イギリスとの時差はない
緯度が高いから昼間の時間はイギリスより短いけど。


着陸時に窓から見える景色に、あまりにも建物がなさ過ぎて驚いた が、無事に空港に到着。
国際空港だが大きくはなく、出発と到着のフロアも同じで中はごちゃっとしていた。

アイスランド発のブランドとして66°NORTHというアウトドアウエア・用品の店があるが、免税店にも並んでいた。
ただ、免税とは言え高い…。アイスランドは基本物価の高い国。ファーストフードのセットが1000円位する。

入国審査をサッと済ませ、荷物を受け取って外へ。
空港は首都レイキャビークから離れたところにあり、街までは基本的にシャトルバスで移動する。

チケットの予約はしておいたので、印刷しておいたバウチャーをカウンターに持っていきチケットと交換。
バスターミナルまで送ってくれるチケットと、ホテルまで送り届けてくれるチケットの2種類があるが、
バスターミナルからホテルまでは徒歩20分位かかるので、後者を選択。

気温は思っていた程寒くはなく、ロンドンと同程度だが、周りになにもないので風が強い…。

アイスランドの街並みは思ったよりも近代的なもので、国家が破たんしたとは到底思えない。
IT先進国でもあり、バス内ではWiFiも利用できる。


約40分でレイキャビークのバスターミナルに到着し、そこから小型バスに乗り換えてホテルへ。
今回のホテルはCenter Hotel Plaza。


元々は別のホテルを予約していたのだが、先輩から蛇口から温泉が出るんだから絶対バスタブ付の部屋がいいぞと言われて急遽変更した。
メールでバスタブの有無を確認し、プレミアムスタンダードの部屋をBook。


建物も内装も綺麗で、洒落たシティホテルという感じ。スタッフの対応もよい。
明日はブルーラグーンへ行く予定なので、ツアーのピックアップ時間の設定をフロントでお願いし、チェックイン。

部屋の中はシンプルで必要なものだけが置いてある。肝心のバスタブももちろん完備。


とりあえずお腹が空いたので夕食を食べに外に出る。
街はクリスマス一色。ホテル目の前の広場では、マーケットが開かれていた。


食事の前にスーパーでビールなどの食料品を購入。夜の水分は重要。

今日はホテルで薦められたFish Marketというレストランへ。アイスランドは海産物、特にロブスターが有名らしい。
6時位に入ったが、予約で一杯でテーブル席は座れなかった。寿司屋のようなカウンター席へ。
実際、目の前では板前さんが寿司を握っている。もちろん日本人ではないが。


メニューも寿司からステーキまで幅広く。結局クリスマススペシャルのコース料理を頼むことにした。
色々な種類の料理を楽しめるということだったので。

まず最初に出てきたのはラム肉と何かのタルタル(タタキ)。そしてブレッド。


そして次に大量の皿がいっぺんに登場。サラダやら刺身やらエビの唐揚げやら肉料理やら…


コース料理の残りを全部一度に持ってくるなよ…と思いつつ食べる。
味はどれも美味しい。創作料理のような感じで一風変わった楽しみ方。


全て食べ終わってふー満腹満腹と思っていた その時!!


背後から店員さんが差し出してきたのは 醤油と刺し猪口


え?これで終わりじゃなかったの?
と思った次の瞬間には、さっきまで目の前で握られていた 寿司セット が卓上に並べられた。


うん、美味いね。新鮮なネタだね。
日本とはやっぱりちょっと違ったアレンジだけど、これはこれでアリだね。

寿司皿が片付けられ、さてデザートか…と思っていた その時!!


背後から近づいてきた店員さんが卓上においていったものは、白身魚のソテー …。

そして去り際に発した店員さんの言葉に 更なる衝撃が走る!


「This is the first main course.」


え?ファースト?セカンドもあるの?


あまりの衝撃に写真を撮り忘れてしまったが、目の前にあったのはそれだけで十分メインを張れるだけのボリュームのある立派な魚料理だった。


うん、美味しいね。美味しいけど流石にそろそろ厳しいよね…



そして続きましては 照焼き風のサーモン料理!
食べ始めてから思い出して写真撮ったので食べかけで失礼…



そしてとうとう真打ち(トドメ)登場!GooseとPorkのステーキ です!!



いや…もう、勘弁して下さい…。
半分も食べられず回収。いや無理でしょ。


そして食後にコーヒーとデザート。不幸中の幸いだったのはこってりとしたケーキなんかじゃなくて果物中心のさっぱり系だったこと。


こちらも半分残して終了〜。
こんなに出るなら最初から書いておいてくれればいいのに…。


2人で約20000アイスランドクローネ。日本円では7掛けなので大体14000円位。
これだけ食べてこの味でこの値段なら大満足ですわ。嫁さんの誕生日祝いも兼ねていたしね。

ところで上の写真でコーヒーの横にあるのはミルク入れ。
どう見ても日本の徳利というかそばつゆ入れというか…。他の食器も日本風のものが多く、もしかしたらオーナーが日本時なのかもしれないね。


お腹をパンパンにしてホテルへ戻り、休憩。
食べてすぐ横になると牛になる というが、そんなことを言っている場合ではない。


1時間程休息し、バスタブにお湯を張る。確かに硫黄の匂いがする。普通のお湯ではないのは明らか。
ゆっくりと湯船に浸かり、激動だった今年一年の仕事の疲れを取る。

アイスランドに住んだら毎日温泉に入れるのか…。いいなあ…



さて、明日は前述の通り世界最大の温泉ブルーラグーンへ行く予定。
水着着用で入る白濁色の温泉は、もはや湖の域。美容にもいいということで嫁さんも今から楽しみにしている様子。

運が良ければオーロラも見えるみたいだけど、曇りのようだから明日は厳しいかな…


ではでは。